低学年から学力の基礎を作る
幼長、小1、小2、小3の基礎学力をひとつの講座で学ぶ。
読書の習慣、国語算数の勉強、暗唱の学習、創造発表の練習をオンラインで。


昨日2346 今日2402 合計52312
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   手仕事のよさ   ショウ

今も日本はすばらしい手仕事の国だ。機械は世界のものを共通にしてしまうかたむきがある。欧米の事情に比べると、日本ははるかにまだ手仕事に恵まれた国なのに気がつく。しかし、残念なことに日本では、かえってそういう手の技が大切なものだという反省が行き渡っていない。手仕事をしている多くの職人は、品物で勝負しているのだ。
 僕の家にも手で作ったものはたくさんある。特に大変だったのはいすだ。家にはいくつかいすがあるが、僕がつくったいすは特に小さい。作り方は、まず牛乳パックをたくさん集め、それを三角柱の形にし、どんどんつなげていって、六角形を作るという、ごく単純なものだ。しかし、まるで何かの模型を作るかのように、難しい。きれいにできると嬉しいが、何時間もかかってしまうので、一日に三つ作れたらすごいというくらいだ。一回、僕のおばあちゃんにもらって、それをまねして作ってみたら、けっこううまくできたので、それ以来ちょっとずつ作ってきた。今は家に二つある。牛乳パックをたくさん使うので、集めるのが大変だった。
 家のリビングに今、手作りの人形がある。その人形は銅でできていて職人さんが注文に合わせて、作ってくれるのだ。色、形、などを指定できるため、自分が欲しいものを何でも注文できる。僕は、バイオリン、チェロ、ピアノ、野球選手を作ってもらった。一つ一つ丁寧につくってくれているので、世界にたった一つだけの作品ができる。一つだけと思うと、なぜだかとても嬉しくなる。♪世界に一つだけの人形 もともと特別なオンリー1〜♪僕もこのような作品をいつか作れたらなぁ、と思う。
この話を読んで、機械は決まったものしか作れないけれど、手作りだと、同じものはないから、一人ひとりの心のこもった作品ができるということがわかった。機械に頼らずに、手でつくったものをもらうのは、とてもうれしい。これからも、どんどん手作りの作品を作っていきたい。

   講評   siro


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)