創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   受けつがれる……?   オーロラ

 「わぁー。かわいいー! いいなぁ。」
「あげようか。家に同じのあるから。」
「えっ、いいの? やったー。ありがとう!」
最近、料理手芸クラブでは、自分で材料を持っていって、それぞれ作りたいものを作っている。今週は、家にあったキットを使って携帯ストラップを作った。ピンク色の羽のようなものがついていて、ビーズでLOVEという文字文字をつなげる派手なものだ。あげた友達は、とても喜んでくれた。私は、外で体を動かして遊ぶのも好きだが、こんな手作りをすることも結構好きだ。 
 私の母はよく物を作ってくれる。幼稚園のときの手提げ袋は、すべて母の手作りだった。小学校でも、体育着袋や音楽袋も母の手作りだ。今ではそんなに作らなくなったが、物の修理、洋服の直しなどは母担当だ。
 以前、こんなことがあった。私が二年生になるとき、新入生の説明会に使うということで、先生に私の手提げ袋を貸してほしいと言われた。先生は説明会で、入学までに準備するものとして、
「こんなのを作ってください。これは見本です。」
と、私の袋を見せた。その手提げ袋には、恥ずかしいことに、母がパソコンを使って作った私の顔写真がアイロンプリントされていたのだ。(今なら名前と顔写真が付いている手提げ袋なんて、個人情報保護法の観点から望ましくないと思う。笑)新入生のお母さん達は(えー、顔写真まで入れるのー)と思ったに違いない。あちこちで、「えっ」という声があがったそうだ。だから先生は慌てて
「顔写真は結構です。」
と言い訳をしたという話だ。
 母の母である祖母も、よく洋服やバッグを作ってくれる。最近では、母とおそろいで色違いのバッグをつくってくれたりもした。今年の夏、水玉模様のワンピースやパジャマも作ってくれた。
 祖母は焼き物も作る。この前は、青と白の色でコップを作っていて、出来上がりがとても綺麗だった。孫達にも粘土で、作品を作らせてくれる。私達がみんなで立体を作ると、その次に会うときまでに焼いて色をつけておいてくれる。そうした私や従兄弟の作品はみんな、祖母の家の玄関に飾ってある。すばらしい作品ばかり、とはいかないが、祖母は嬉しそうにしている。
 この作文を書きながらわかったことがある。私の周りは、日本人らしい手先の器用な人が多くて、かなり手作りのものに恵まれているということだ。祖母から母へと受けつがれた見えないけれど素晴らしい才能を、私も頑張って守っていきたい。(ちょっと自信が無いけれど。笑)

   講評   nara

 要約を削ったところに、体験実例を加えたのだね。前の作文よりも「受けつがれる」という内容により合ったものになった! 大丈夫、きっと、題名の「……?」は「!」に変わるよ。いい清書だね。
 ペンネームを変えたのね。『コッペリア』だっけ?

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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