創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   どうしても言っちゃう言い訳   うさちゃん

 言い訳は、自分の失敗や、欠点や、無力さを自らみとめる自己否定の言葉である。
 「ごめんね。」と素直に言ってくれたら許せ、るのに。と思うことがある。例えば、友達が、忘れてはいけない物を忘れてしまい、私が怒ると、普通は
「ごめん。忘れちゃった。」
と言えばそれですむことだ。しかし、いつも言い訳しか言わない人がいる。
「ああ、昨日、○△□×でいそがしかったから忘れた。」
とだけ言ってあやまらない。しかも、忘れたくせに、言葉使いも悪い。言葉使いぐらい「少し悪かったかな」という気持ちが感じられるように気を付けてほしい。
 では、私の場合はどうだろう。あやまらない事はないが、私はそういう場合、
「きのう○△□×があっていそがしかったから忘れちゃった。ごめんね。」
と、謝るには、謝るが、やっぱり先に言い訳がでてしまう。そう言えばたいがいの友達は許してくれる。でも、
「ごめん。忘れちゃった。」
と素直に言った方が、相手の心に通じるし、誠意がこもっていて相手も私もスッキリすると思う。
 この間、妹が、『サザエさん』を見ていた。そのあらすじは、タラちゃんの大切なお茶わんを、サザエさんが割ってしまいう。そこで、タラちゃんに気がつかれないようにあの手この手でうそをつく。しかしばれてしまい、タラちゃんに、お母さんたちがボンドでくっ付けたお茶わんを差し出すと、タラちゃんはそれでお茶を飲み、「お父さんとお母さんの味がしまちゅー。でもそういうことはちゃんと正直に言ってくだちゃい。」とサザエさんに言った。ここで気が付くことは、私は、相手に悪いことをしてしまってもかくさず、勇気を出して正直にあやまった方が、相手に気持ちが通じるのだなと思った。
 今日の夕食に豆腐がでた。私は豆腐に醤油をかけようと思い、醤油の入っているビンを逆さまにした。少しにしておこうと思ったのだが、まるで誰かに引っ張られたかのように手が揺れて、豆腐にたくさんの醤油がかかってしまった。すかさずお母さんが
「そんなにかけちゃダメでしょう。」
と説教した。でも私は、
「だって手がぶるってふるえちゃったんだもん。しょうがないよ。」
と言い返した。しまった!また言い訳を言ってしまった。「まさに知って行わざるは、知らざるに同じ」だ。後で思ったのだが、私も謝らなかったのだから、言い訳だけいう人と同じだったなあと思った。
 私は、あやまった後、事情を述べればそれは責任のがれではなく誠意のこもった言葉として、相手の心に通じるということが分かった。

   講評   tama

 こちらの事情をわかってほしいとき、ただ単に素直になれないときなど、悪いと思ってもすぐにあやまれないことも確かにありますね。でも言い訳だけで終わらせてはいけないですよね。お友達やテレビのお話などの身近な出来事を通して、誠意をもってあやまることの大切さについて考えることができましたね。



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