国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ミミズの大切さ   うもえ

 ミミズが いる、ということはその土地がきれいなことを象徴をしているものだと思います。だから、ミミズは気持ち悪い、というイメージはありますが、実際いた方がいいということなのです。
 では、なぜミミズがいると土地がきれいということになるのでしょうか? 
 ダーウィンも文中にもあるように、「ミミズの習性に関する観察とミミズの働きを通しての有機土壌の形成」という本を書いているように、ミミズは地表の欠かせないものだそうです。具体的に言うと、ミミズが出す糞が土となり、農業に使うものになっていくそうです。人工的なものではないのですから、とてもとれたものもからだにいいし、とてもおいしいです。
 そんなミミズが最近いなくなってきたそうです。深刻化している環境問題に関係しているのでしょうか。やった、と思う人もいるかもしれませんが、さっきあげたように、ミミズがいるから、土地が成り立っているのです。ミミズが少なくなってきたということは、世の中の土地が危ない、という事なのです。環境が崩れてきた、といっても大げさではないと思います。
 でも、すぐには無理でしょうが、ゆっくり時間をかけて対策をしていけばもとの自然に戻ってくると思います。もっといい対策を練るべきです。

   講評   nara

 直接農業に関わらない人にとっては、ミミズは小さい頃に遊んだ記憶か、雨上がりの道路にいるのを避けて歩いた記憶か、その程度のものだろうね。しかし、豊かな土作りには欠かせない存在であるということが、報告されている。ここ数十年で日本の食物自給率は一気に低下した。そのこととミミズを見かけなくなったこととは、根の部分でつながっているのだろうね。
 「深刻化している環境問題」について、具体的な事例を挙げて説明できるといいな。
 → 土地開発で、農地や山林が宅地になり、集合住宅が建てられた。
   道路がアスファルトで覆われた。
 → 化学肥料や農薬の多用により、土壌の性質が変わり、ミミズが住めなくなった。
いろいろな事例がありそうだね。
 まとめの段落は、そのとおりだけれど、では、どんな対策がとれるのかな。その対策をとるのは誰なのだろう。確かに、ももちゃん一人、誰かの一人の力は小さくて、その力だけでは何も変化は見えないかもしれない。だけれども、自分の問題でもあるのだという姿勢が必要だ。このまとめ方だと、(私ではない)誰かが「対策を練るべき」で、書き手の問題意識が薄いと思われかねないよ。
 ところで、どうして「もとの自然」に戻さなくてはならないのかな? この説明(是非の主題についての理由)を明確にしめしておくといいね。これは、今期の構成課題でもあるよ。
 1)もとの自然を取り戻すことが大切だ。
 2)その理由は、今の状況では……だからだ。
 3)そして、もう一つの理由として……だからだ。
 4)確かに、科学技術による恩恵は大きい。だけれども、……
この流れに沿って、論を組み立ててごらん。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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