低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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知恵と知識 ルイージ
なんでもよく知っていて、次から次へと、どんな問題についても、よく話をする人がいる。じっと聞いていると、話している内容は、ほとんどが新聞や雑誌に出ていたこと、あるいはテレビで誰かが話していた事、つまり「情報」なのである。それを右から左へと流しているだけの事だ。
どんな話をしてもその人の人生経験に照らした上での「知恵」になっていない。わざわざ「情報」「知識」「知恵」という三つの言葉にかぎカッコをつけたのには意味がある。
人の話を聞く時、その内容を、この三つに分類しながら聞くと、なかなか面白いからだ。むろん情報を得たいと思って話を聞く時には、情報が的確に得られれば良いので、うまく情報を伝えてくれる人が好ましい。
自分で考えるのは大切だという意見がある。たしかに体験実例で学校の数学の時間に、おもわずぼーっとしていて、先生にある問題の答えを聞かれ、しかも答えがわからなかったので、隣の友人に答えを聞いて答えた。しかし、罰点をくらいました。また、塾の小テストをやっていると、他人の回答用紙に書かれている答えを丸写ししている人がいました。結局みられた人が合格点をこえていなかったので、カンニングした人も居残りになってしまった。
情報も大事だという意見がある。しかし、どんなに知識があっても、応用力がなければ、社会をわたっていけいない。たとえば昔話の「金の斧と銀の斧」。ある木こりが手を滑らせて、泉に落としてしまった。すると、神様が突然出現!!そして、「落としたのはこの斧か?」と金の斧→銀の斧→鉄の斧の順に問う。正直なきこりは「鉄の斧が自分の斧です。」と言う。すると神様は金の斧も銀の斧もくれた。超サイコー。
確かに、自分で考えるのも、情報に頼るのも大事だ。しかし「辞書のような人間になる事ではなく辞書をうまく使えるような人間になる事が勉強の目的である。」という名言があるように、その知恵や知識をどのように生かすかである。(総合化)
講評 nane
全体のバランスとして、段落ごとを同じ字数ぐらいでまとめていくといいよ。
カンニングして、見られた方も合格点を超えていなかった話は情けなく、かつ面白い。(笑)やはり、自分で考えるのがいちばんだよね。
情報も大事だという意見の実例は、ややわかりにくいか。昔話はよく入れた。しかし、この意見との関連が……?
情報と知識を生かすということで総合化したんだね。これは、わかりやすい。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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