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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   僕の好きな食べ物、それは肉?   サニー

 「ジュジュジュ・・・・」
僕の好きな食べ物は、肉類だ。特に好きなものは、油ののった霜降り牛のステーキだ。でも、あまり高級な肉は食べたことは無いけど・・・(笑)。でも、焼肉も捨てがたい。とにかく僕の好きなのは肉だ。

 そういえば、去年、自宅マンションの狭いベランダで、レジャーシートをひき、その上に四人分の座布団を引いて、その間にホットプレートを置き、焼肉をしたことがあった。なかなか旨かったが、やっぱり焼肉は炭焼きに限る。そうそう、なぜ家の中ではなく、ベランダで焼肉をしたかというと、母が、家の中で焼肉をすると、油が飛んで床がツルツル滑って危険だし、食後の床そうじをするのが面倒なので嫌がるからだ。それに、焼肉の匂いが家の中に充満して、臭くなるのも嫌がる。僕たちも食後にそうじの手伝いをしたくないので、それに従っている。でも、ベランダでやると、タレやご飯をわざわざキッチンに取りに行くのが面倒で、少し不便だ。それに、焼肉の匂いが隣のお宅に匂って少し失礼かもしれない。でも、外の空気は、気持ち良く、なかなか楽しくて、美味しかったので、またベランダで焼肉をしてみたいと思った。その後3回くらい、ベランダで焼肉をした。ベランダといえども、外は外なので、気分転換に良いと思う。

 3年前まで、僕たち家族は、今のマンションから車で15分くらいの所にある戸建てに住んでいた。その家は1階が会社で2階が自宅になっており、祖母といっしょに暮らしていた。今でも、父母はそこに、仕事に通っている。祖母は、今は、会社のすぐ前の空き地だったところに自宅を建てて、住んでいる。そういうわけで、3年前までは、そこの広い空き地は、僕たちの使い放題の遊び場になっていた。そこに、小さな池を作って、山で採ってきた魚などを飼ったり、ちょっとした野菜を育てたりもしていた。そこで、冬には、焚き火をして、焼き芋をしたり、ラーメンまで作って、空き地で食べていた。夏には花火をし、家族でバーベキューをよくしていた。そこで何回か親戚が集まって、バーベキューをした覚えがある。母に聞くと、一番多い時で、祖祖父母二名、いとこ三名など、合わせて十八名も来たらしい。それぞれが、肉を買って来る人、野菜を買って来る人など、家庭ごとに分担して、材料を持ち寄って来てくれた。すごかったのは、大伯父が、まるでマンガの「初め人間ギャートルズ」に出てくるような牛肉の塊を持って来て、ケバフ(?)のような料理を作ってくれて、棒にさしたその肉を、ナイフでそぎ落としながら皆で食べたことだ。「おいしい」「旨い」と、皆にとても好評だった。大伯父さんも、皆が喜んでくれて、とても嬉しそうだった。その後、味をしめた大伯父さんは、バーベキューの度に、大きな肉の塊をもってくるのが恒例となったと母が言っていた。食事の後は、皆でかたづけて、今度は家の中で、ティータイムがはじまり、皆のおしゃべりは夜まで続いた。

 「空腹は最大のご馳走」という諺があるように、お腹がすいているときに、外で、大勢で食べると、肉も何もかも美味しく、楽しいということが、わかった。お腹が減っていない時に一人で食べる肉より、やはりお腹がすいている時にみんなで、ワイワイ話しながら食べる肉のほうが美味しいに決まっている。でも、最近ぼくは、和食も好きになってきて、魚介類などのほうが好きになってきた。僕は、もともと、好き嫌いは全然無くて、何でも食べれるほうだ。ステーキなどの肉は、たまに食べるから余計においしく、嬉しいと思えるので、ときどき食べるだけでいいと思えてきた。そういう訳で、母に、「夜ご飯は、なるべく魚中心の和食を作って。」と頼んだ。成長期の兄は、少し不満そうだが、母は、喜んで僕の意見を取り入れてくれている。やっぱり肉も好きだけど、魚のほうが脂肪も少ないしカルシウムも取れて体にいいから、これからは、魚中心の食事をなるべく食べるようにしたいと思う。

   講評   komiko

 サニーくん、こんにちは!今回の作品は、お肉にまつわる楽しい出来事や、前の話・聞いた話がたくさん書けていましたね。字数は、目標の800字の2倍も書けていましたね、よくがんばりました!

 「題名の工夫」で、自分に問いただしているような雰囲気ですね。おもしろいなぁ。「書き出しの工夫」も、お肉をやく「音」から始めることができましたね、いいですよ!
 ベランダで焼肉をした出来事は、とても詳しく様子が書けていました。どうしてベランダで焼肉をしたのか、それに対するサニーくんの優しい気持ちが伝わってきましたよ。
 「前の話」での「僕たちの使い放題の遊び場」は、その様子がとてもくわしく書けていましたね。都会でそんな遊びができていたなんて、本当に楽しかったでしょうね。活き活きと楽しさが伝わってきましたよ、よくがんばりました!

 特に、親戚の方々とのバーベキューは、本当ににぎやかで楽しかったのですね。楽しい集いの雰囲気がよく出ていましたよ。そして、とてもユニークな大伯父さんが持ってこられたお肉のお話、とてもおいしそうに書けていましたよ。みんなが言った「うまい」「おいしい」の会話は、文末にマル(。)を付けて、カギカッコの前と後で「行がえ」をするようにしましょうね。
 サニーくんが「はじめ人間ギャートルズ」を知っているなんて、そしてあの骨付きのお肉を知っているなんて!先生は驚いてしまいました。本当にサニーくんは、物知りですね!

 「わかったこと」では、<<空腹は最大のご馳走>>ということわざを入れることができましたね。「何でも食べれるほう」というところは、「ら抜け」言葉になってしまうので、「何でも食べられる」に直しましょうね。

 最近の自分の好きな食べ物の変化についても「やっぱり肉も好きだけど、魚の方が脂肪も少ないし、カルシウムも取れて体にいいから、これからは、魚中心の食事をなるべく食べるようにしたいと思う。」と、説明できましたね。
 もし、入れられそうならば、「書き出しの結び」として、最後に
『ジュジュジュ・・・・。」
 今日も、台所では母が魚を焼いてくれている。』
 みたいな感じで、書き出しの工夫で使った言葉を、文末でも情景や動作として用いると、とても印象的な終わりかたになりますよ!サニーくん、ぜひチャレンジしてみてくださいね。


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