創造と発表の新しい学力
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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対話から思いやりへ みかん
最近テレビで、「いじめが原因で自殺」、「母親を殺害」など、悲しいニュースをよく耳にする。私はそれを聞く時いつも、そこまでする前に何か解決法がなかったのか、もし周りの人がもう少し思いやりを持って接していたら、もっと状況は改善されていたのではないか、と残念に思う。私は、他人を思いやるということを大切にして生きていきたい。
そのための方法としては、まず第一に、対話の力を見直すことだ。最近、人と対話する機会が少なくなってきている。ジュースを一つ買うにしても、昔ならお店に行き、店員さんと何らかの対話をして手に入れていたのが、今では自動販売機のボタンを一つ押すだけで簡単に手に入る。また、スーパーなどでお金を支払うとき、「ビニール袋は要りません」というような内容が書かれたカードをよく目にするが、「袋は要りません」と一言言うだけなのに、どうしてそんなことまで面倒くさがるのだろう、と不思議に思う。そんな少しの対話さえ嫌がっていたら、他人を思いやることなどできないだろう。
第二の方法としては、教育現場において、今までの学力重視の教育方針を改めることだ。アインシュタインは、小さい頃、学校にうまく適応できず、途中で学校をやめた。そして、母によっていろいろなことを学んだ。その経験があったからこそ、彼の柔軟な考え方が生まれたのだろう。今の学校教育は、何もかも数値化して処理しようとしているが、それだけでは処理しきれない大切なものを、私たちは見失ってしまっているのではないだろうか。
確かに、自分自身の内面を高めていくことも大切だ。しかし、「ひとりの敵もつくらない者は、一人の友も持たない。」という名言があるように、人と対話することによって、時には失敗しながらも、それを生かして他人を思いやる心を育てていくことが大切である。
講評 kira
みかんちゃん、こんにちは。いい意見が書けました。
社会全体で真剣にじっくりと取り組まなければならない問題ですね。
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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