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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   伝統工芸を大切に   ともち

手仕事といえば伝統工業だ。石川の輪島塗や、沖縄のシーサー、岡山の備前焼などは、絶対手づくりだ。でも作り方だけではなく、作る人も変わってくる。ぼくは松茸が大好きだ。でも、例えば機械で採られた松茸はあまり食べたくない。ありえないけど、機械で作った松茸は、絶対食べたくない。人が一生懸命作って、採ったものが一番おいしい。
 食べ物や、伝統工芸品の他に、手紙もある。よく年賀状がパソコンで作られていることがある。ぼくは、あまりそういう手紙は好きではない。なぜなら、えんぴつやふでで字を書いて、絵を描いたほうがずっと心がこもっていて思い出になる。新聞も同じだ。昔は活版所で作り、人は大変苦しい思いをした。しかし今では、印刷所で印刷されている。あっという間だ。僕は、銀河鉄道の夜という話を読んだ。カンパネルラという少年が毎日活版所で、苦しくてもがんばっているシーンを読んで感心した。
 日本の手仕事が次第に少なくなっているのは悲しい。使い捨ての大量生産や、楽な仕事を求めて、どんどん手仕事の人が工場へ行って、伝統工芸はいずれなくなるかもしれない。そんなことの無いように、ぼくたちはそうならない方法を考えなくてはいけないと思う。

   講評   kiri

 

 こんにちは。簡単で便利なものに、ついつい目が行ってしまいがちだけど、手仕事のよさというものを見直していきたいね。

<構成> 今回は、要約をわすれてしまったかな? 三文ぬきがきみたいな形でいいので、がんばって書いてみてね。
<題材> 機械で作ったマツタケ。考えただけでも、おいしくなさそうだね。もうすぐ年賀状の季節だけど、やはり、手書きの物がうれしいね。心がこもっていて、あたたかい気がするよね。銀河鉄道の夜を読んだ話を入れたのもよかった。便利な物ができて、なんでも簡単に作れるようにはなったけど、なにか、心が抜けていて、寒い気がするね。いい例をたくさんあげることができました。
<表現> 「まるで…みたい」やことわざも入れてみようね。
<主題> まとめの段落は、たくまくんのりっぱな意見が書けました。手仕事がなくなって、なんでも機械で作るような世の中にしないためには、どうしたらいいのだろう。これから考えなくてはならない大きな課題だね。

                     

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