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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   私の好きな食べ物   みのりん

 「おそば食べたいなあ」昔は、おそばよりうどんの方が断然好きだったはずなのですが、何故かおそばも大好きになっていました。
今年の夏休み・・・。お父さん、お母さん、おばあちゃん、私で岩手の平泉に行った時のことです。岩手に着いて、二日目に、博物館やおみやげ屋さんに行ってお腹が減ってきたお昼時に私達は一軒のおそば屋さんに入りました。私達はメニューを開きました。目についたのが、「わんこそば」でした。私は目を輝かせて「これっ!このわんこそば!これ食べたいっ。」と、お母さんに頼みこみました。お母さんも「めったに経験できることじゃないから、やってみたら?」と、賛成してくれました。私はお母さんが急に優しくなった気がして、少しボーゼンしてしまいました。まるで、天使の様に。
その結果、お父さんと私がわんこそばを食べることになりました。そして、店員のお姉さんがわんこそばについての説明を始めました。コツは慌てて食べないこと、汁がたまったらおけの中に捨てることで、規則はもう食べれないと思ってもおわんの中にまだおそばが残っていたら、それは食べないといけない、もう食べれないと思ったら、すぐにおわんのふたをしめると、いう規則だそうです。
緊張がはしる中、私の目の前にはいつの間にかネギやらわさびやらと、いろんなものが並べられていました。「お味が飽きましたら、これらのかやくを入れてお食べ下さい。」店員のお姉さんはそれだけ言うといきなり、私のおわんにおそばの玉を入れてきました。パクッと食べてみると、汁があったかくてとてもおいしかったのです。これなら何杯でもいけちゃうと、思っていたのですが十杯ほど食べ終わると、何だか味が飽きてしまいました。なので、私はネギをいれようとしました。が、ネギを入れようとした時に「はい、頑張れ」と、言われおわんにおそばを入れられました。私は、そのままおそばを食べ続けていたのですが、三十杯もいくともうお腹いっぱいになってしまいました。私は、もうおわんのふたをしめようかと思い、お父さんの方をチラッと見るとお父さんはパクッ、ポイ、パクッ、ポイと、リズム良く、すばやく食べていました。私も負けてられないと思い、「石の上にも三年だい!どんなに辛くてもどんどん食べれば・・・」と、心の中で叫びました。そして、もう一度はしを持ち、がーッと食べました。食べながら、横をチラッと見るとお母さんとおばあちゃんが「はいはい、がんばってえ」と、おいしそうなおそばをゆっくり食べながら言ってきたので、「ずるい」と、思いながらも無我夢中でかやくもいれずにおそばを食べまくりました。そして、私はおわんのふたをしめました。私の記録は四十六杯で、お父さんが八十三杯でした。「あと、もう少し食べれたかもなあ」と、思いながらプッくりふくらんだお腹を押さえました。店員のお姉さんは「お子さんにしてはけっこういい記録ですよ」と、言ってそのあとに「はい、お口直しにどうぞお食べになって下さい」とつけたしてようかんとサクランボを出したので「嫌味ですか・・・」と、思いながらようかんをひとくちだけほおばりました。最初はラクかと思っていたのに、実際はちっともラクではないということがわかった。でも、あの日の思い出はずっと私の心に楽しかった思い出として残るでしょう。
「おそばおいしかったなあ」

   講評   miri

 わんこそば初体験の記録ですね。描写がとてもくわしくていねいなので、その場にいて応援しているような気持ちになりました。
 ちょっとしたスポーツのようですね!

 「緊張がはしる中」「石の上にも三年だい! 」など、くふうしたユニークな表現がみられます。

 書き出しの結びもよくできましたね。


 ★食べれない→食べられない (ら抜き言葉に注意! )
 

 
                  

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