国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   木登りをしたこと   おそほ

木登りをしたこと
 この木登りの話は、去年のことで、私が五年生の時だった。
「のんちゃん、がんばれ。」
木の上から、私をはげましているのは、友達で、クラスメート。ちなみに、友達の中で一番強く、男子に恐れられている。で、私が、登ると、もう一人の友達に、
「大丈夫。のんちゃんでも登れたから登れるって。」
と、言って木に登れない友達をはげます。私が、一番運動神経が、ないからだ。ちなみに、友達は登れた。私は、
「けんか、売ってるの。」と、思ってしまった。でも、言わない。けんかで勝てるような相手ではないからだ。
 始めてその木を見つけたのは、五年生の春だった。登った理由は、なんとなく。ただそれだけだ。呆れるかもしれないが、事実。今、ふり返ると、自分でも、
「何じゃそりゃ。」と、つっこみたくなる。一番に、登ったのは、けんかに強い友達、二番目に私、三番目にもう一人の友達。ここで、木登りの登り方講座。私達が見つけた木の登り方は、一、木に巻かれているタイヤに足をかける。二、木に両手を乗せる。三、鉄棒に乗るみたいに、手と腹筋に力をいれて、上がる。ちなみに、私は、鉄棒が全然できません。友達は、できます。四、足を木に乗せて、バランスを、整えて終わり。これは、私達が、見つけた木なので、ほかの木で、できるとは、限りません。それぞれ、お気入りの場所があり、けんかに強い友達は、高い所、もう一人の友達は、登ったが、結局、降りてしまった。私は、つるつるしている枝。別名、「つるつる枝」勝手につけた。遊び方は、木の上からと、地面からのキャッチボール、的当てなどなど。木の上で、おしゃべりもしたこともある。登り方講座があったので、降り方講座。一、つるつるした枝、別名「つるつる枝」に座る。二、両手で、枝つかむ。三、下に誰も居ないことを確かめる。四、鉄棒から座って降りるみたいに、おりる。高さがあるので手などをつらないよう注意。ちなみに、これならできます。座れるように飛び乗るのは、怪しいです。なんども言いますが、これは私達が見つけた木ので、ほかの木で、できるとは、限りません。最後に、木登りは、危険なので、注意してやろう。
 お父さんも木に登ったらしい。木に登って、その辺の木で、床だけの秘密基地をとくったらしい。それが近く山に作ったときくと、猫が獲物を見つけた目をして、
「その秘密基地がある木に登りたい。」
と、言ったが、お母さんが、
「何十年も前だから無理だよ。」
と、言われた。ちょっと悲しい。秘密基地で何を、していたか聞くと、
「作って満足してた。」
それだけと、思ってしまう。お母さんが
「男の子はそういうもんよ。」
と、言う。ふーんと、思いながら聞いていた。
 人間にとって木登りとは、木と触れ合うことができる。やさしい気分になる。木登りが、できる人は、木に登ってやさしい気分なるといいと思う。

   講評   hira

 文武両道のハマピーちゃんなのだね。本も大好き、外遊びも大好き、イキイキとした経験や様々な気持ちをうまく表現できるのもこの<本&自然遊び>のせいなのかなあなんて想像しました。
構成 <こうせい> ◎ 書き出しの工夫/作文 ◎ 中心を決める● 書き出しの結び/作文
書き出しは「のんちゃん、がんばれ。」からがいいね。題名は本文にいれなくても大丈夫だよ。書き出しの結びは「木登りに運動神経は意外と関係ない。一度気持ちよさを味わったら、傷を作っても登ってしまうからだ。」(←先生論笑)なんて風に入れられるよ。
題材 <だいざい>● 前の話聞いた話 ◎ 体験実例
さすが、この辺はしっかり実例が描けています。友だちとのやりとりと心のつぶやきが面白い。お父さんの話も面白い。それだけでなく、お母さんとの「男の子はそういうものよ」というやりとりが興味を引くね。主題が「優しくなれる」とあるので、どうして優しくなれるのかのエピソードを入れられたら完璧だよ。
表現 <ひょうげん> ● たとえ ● ことわざの引用◎ ユーモア表現
「猫が獲物」とは、ハマピーちゃんの冒険本能をよく表現できている言葉だなあ。さすが!そして、ほどよいかげんのユーモアが効いている作文だね。これをよむとユーモアとは、ちょっと嫌なことがあっても自分の心を楽しく健全に保つ、余裕なのだなあと感じたよ。この調子!
主題 <しゅだい> ● 一般化の主題
ここは良い主題が書けているので、説明を加えたり、実例の部分でも主題に関するエピソードをいれるといいよ。木に登ると気持ちが良くって、また自然に対する感謝の気持ちがわくよね。
パソコン書き通信☆パソコン書きの場合は項目シールの代わりに、例えば と文中に入れてみよう。詳しくは次回説明するね。


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