国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   本からもらう知識   ぼんちゃん

これまでの人の観察や考えを利用するという必要から,読書はまず必要である。ファーブルの昆虫記を読むことによって昆虫の生活はよりよくわかる。またわれわれは,すぐれた絵画や音楽や文学に接したとききっと深い感動を受けるが,それらの批評や解説を読めば,われわれの感動はより深まる。小説ばかりではなく,歴史の本も同じように役にたつ。孔子は,書物を読むことの利益を,初めて説き示した東洋人であると言ってよい。われわれも,何かそれぞれに好きな書物を,とじ糸が三度も切れるほど愛読したいものである。
 私は,友だちによく本を読むねと言われる。(自分でもそう思っている。)4年生のころなんかは,一年間に最低100ページ以上の本を200冊あまり読んだという記録(?)を持っている。最近よく読むジャンルは,ノンフィクション。特に馬について,例えば競走馬の一生などをよく読んでいる。私の場合,気に入った本は自分の本だろうと図書館の本だろうと,何回いや何十回も繰り返し読む。でも,3・4回目になるとさすがに一から読むのではなく気に入った部分を何回も読むようになってくる。私は,孔子のようにとじ糸が擦り切れる程一冊の本を繰り返し読んだことはないが,本のカバーがボロボロになるまで読んだことはある。 
 私の家族で特に読書家なのは父と妹だ。母は本を読むことは読むのだが,父・妹・そして私と比べると読む量が少ないのだ。妹の読書ぶりはすごく,最近では私が小学校1年生のときに読んでいた本まで読んでいる(妹は今5歳だ)。ちなみに私が,猛烈に本を読み出したのは小学校2年生くらいのときからだ。母によると,私は5歳までアメリカにいて,そこではあまり日本語の本が手に入らなかった為,あまり本を読まなかった。だから,今アメリカで読まなかった分を取り返しているそうだ。しかし,アメリカでは少しではあるが,子供用の本を読んでいたようである。
 私がこの長文を読んでわかったことは,数多くの本を読むことでたくさんの知識が得られるといことだ。しかし,本嫌いでは知識を得ることはできない。自分で言うのも気がひけるが,千里の道も一歩からということわざがあるように小さいころから少しずつ本を読んできたから,今私は本好きなのではないのだろうか。

   講評   kirara

 読むだけで、いろいろな世界を楽しめてしまうのが読書のよさですね。
 <<こうせい>>読書とは、ということが、この要約を読むとはっきりとわかります。非常によくまとまっていますね。
 <<だいざい>>ぼんちゃん自身の「読書スタイル」が、この段落からよくわかります。本当に本が好きなんですね。それにしても、5歳の妹が「読書家」というのには驚きます。先生の家にも同じくらいの子どもがいるので、どうすればそうなるのか、お母さんに教えてほしいなあ・・・。
 <<ひょうげん>>いいことわざを見つけられました。同じ意味をもつことわざは他にもありそうです。ひまなときにどんなものがあるか考えてみましょう。
 <<しゅだい>>「わかったこと」を自分に照らし合わせたところがいいですよ。読む人に、「うん、なるほどそうだな」と思わせる力が加わりました。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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