国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   生きものの命   おくあ

 私は、ミミズといえば、夏には、かぴかぴに干からびていてアリに運ばれ、えさになり、冬は、時々道端で散歩している、見つければ、騒がれるものであるが、実は、とてもすごい役割をしていた。そんなことを知っていながらも、騒いでしまう。しかし、ミミズのほかにも、気持ち悪いけれど、すごい役目をしている生き物はたくさんいる。私は、自然界の生きものの役割を見直すべきだと思う。
 第一の理由は、生きものの役割を見直すことで、生きものへの見方が変わると思うからである。例えば、ミミズ。ミミズは土を良くしている。もし、この世界にミミズがいなかったら、この地球の土はどうなっていただろう。きっと二酸化炭素の問題とおなじ様に「土」の問題となっていると思う。他の生きものは、蛇。蛇もミミズと同じように、土が栄養のある土になるようにしているようだ。蛇は東京の街中では絶対に見たいと思っても見れない。私の友達は、玄関のドアをあけようとしたら、ドアノブに蛇が巻き付いていたらしい。その、友達の家は、茨城県の一番北の市で、周りにも田んぼが多いらしい。こんな田舎にしか、蛇は見られない。
 第二の理由は、生きものへのいじめが少なくなると思うからだ。小学生が良くやっている、生きものへの「いじめ」。これは命を殺しているのだから、人殺しと等しい。石を投げてみたり、棒でつぶしたりしている。こんなことをして、一日に何十匹という数の生きものが殺されているのだろう。しかし、生きものにも、「一寸にも五分の魂」ということわざがあるように、どんな生きものにも命がある、ということを知れば、誰だって、いじめを止めるに違いない。
 生きものの生き方。人、ミミズ、この地球上には、たくさんの生きものがいる。生き物を殺すよりひどい、人殺しをしている人もいる。この世界にいる人は、誰でも、命を大切にして、生きていかなければいけない。

   講評   inoko

 おくあさん、こんにちは。「この世には、無駄なものなど何一つない。」確かマザーテレサがこのようなことを言っていました。この世に生を受けたものには、どんなものにでも存在価値や存在理由があるのだという考え方です。最近、いじめによる自殺が社会問題となっています。たとえ今は自分の居場所や自分を必要とする場所がないと思えたとしても、決してそれがこの先もずっと続くことはないと冷静に考えることができれば、もしかしたら命を絶とうと思わないのではないか。私は、子どもたちの自殺のニュースを耳にする度にそう思います。
☆ ミミズの話から大きな問題へと話をふくらませることができましたね。バーチャルなせかいが当たり前になっている今の世代には、命の重さや意義がリアルに感じられないと言われています。命を失うということはどういうことであるのか。社会で起きている様々なことや自然環境の問題などについて深く考えることで、命の意味を少し理解することができるかもしれませんね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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