創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   科学的態度   子ヤギ

 科学的態度はちょっとした心がけ次第で身につけることのできるものである。この態度への出発点はものをよく見ることだ。ものをよく見ることができればふに落ちないことがあったとき「はてな。」「変だな。」と思うことができる。しかし、思っただけで終わらせてはいけない。疑問について考え、分からない時は実験した時にはほうっておかず、実験したりすることが大切である。(要約)
 今年、わたしは四月十五日から五月三十一日まで三つのツバメのペアの巣を毎朝観察した。ひなが生まれた後、親鳥は、ひなにえさを運んだり、えさを捕りに行ったりして、新幹線が走っているようなスピードで、(たとえ)巣と川原の間を行き来していた。しかし、双眼鏡で見たりしてもひなは何を食べているのかはっきりとわからなかったので、インターネットや本で調べた。すると、ツバメのひなは主に双翅目類であるカ、アブ、ハエ、ユスリカなどの虫を食べていることがわかった。他にも、小型のガ、チョウ、トンボ、カゲロウ、シロアリなども採食しているらしい。疑問を解決するといろんなことを知ることができるので「不思議に思ったことをほうっておくと損するな。」と思った。
 あの有名な発明家エジソンは、子供のころもたくさんの実験をしていた。エジソンは小さいころから知りたがりやで、家の納屋に火をつけ、火はどうして燃えるのか、ミミズのジュースを友達に飲ませて、鳥と同じものを食べれば空を飛べるのかなどを調べていた。また、有名な昆虫学者であるファーブルは、物は、口で見るものなのだろうか、それとも目で見るものだろうか、ということを疑問に思っていて、目を隠したり、口を隠したりして、どちらで物を見ることができるかを実験し、兄弟姉妹に「物は口で見るものではなく、目で見るものなんだよ。」と言っていたという。有名な人も、最初は疑問から始まるんだな、と思った。(聞いた話)
 「論語読みの論語知らず」(ことわざの引用)
このようなことわざがあるように、何でも習慣や常識にとらわれず、実験などをして自分で実際に確かめることが大切だとわかった。人間には、先入観があり、タイは赤いものばかりではないのに、間違って赤いものしかいないと決めつけている人が多いように、習慣的な考えを事実だと考えている人が多い。しかし、その常識と思われているものが、必ずしも本当のこととは限らない。だから、何でも自分で実験や観察をして、真実を見つけていこうと思う。(わかったこと)

   講評   yuta

◆要約は、工夫して上手にまとめましたね。
◆実際に体験したことを紹介できました。ツバメを観察することで、『新幹線が走っているようなスピード』で飛ぶことや、巣と川原を行き来することがわかりました。また、よく見えないところがあることにも気づきます。そこで、すぐに調べてみることが「科学的態度」なんですね。小さな虫を食べているのだとわかれば、次に観察するときに、そのつもりで見ることができます。川原に行く理由も推測できます。
◆エジソンは科学的態度がおう盛だったために、ずいぶん危険なことや迷惑なことをしたようですね(^^;)。ファーブルは、当たり前に思えるようなことに疑問を持ち、一つ一つ解き明かしていったのですね。この態度が大発明や大発見につながったことは間違いありません。 偉人の話で大きく展開できました。
◆ 「論語読みの論語知らず」。『何でも習慣や常識にとらわれず、実験などをして自分で実際に確かめることが大切だとわかった』。先入観で納得せずに、深く考え、突きつめていく態度が大切なんですね。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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