国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    ああすればこうなる   ぐみ

 政治家が国家百年を思わなくなった。医師は、専ら患者の検査に没頭する。それはすべてが現在化したからである。「ああすればこうなる」ようにしなければならないのである。医師も同じである。患者は「先生どうしたらいいですか」と尋ねる。だから意思はその患者の「現在の」状態を徹底的に把握しようとする。それを把握すれば「ああすればこうなる」はずだと言うことが、分かるはずだと思うからである。そうした状況を私が批判すると、若者はこう質問する。「先生、ならどうしたらいいんですか」その答えがあると言う事は、つまり、「ああすればこうなる」が成立すると言うことである。若者達が、それを常識としていることが、こうした質問からよく分かるのである。 私は、未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切に生きることが良いと思う。《主題》
 その理由は第一に、未来のために今現在出来る事を犠牲にするのは虚しいからだ。もし、未来が決まっている物だとしたら、今が犠牲になると言う事である。今が未来の準備のためにあったら、今はどんどん、虚しく侘しいものになって行くだろう。今をそうさせない為には、今しか出来ない事をやって、今を最大限に楽しむ。コレが一番である。例えば、私が小学校のときに友達と“秘密基地”を作る計画をした。とても、小さくて秘密と呼べるものではなかったが、とても楽しかったのが記憶にある。その時に勉強でもしていればもっと望ましい成績になっただろう。しかし、後悔はしていない。なぜなら、その時が良い思い出になっているからである。《構成》
 その理由は第二に、私は、先のことを考えても未来はどうなるか分からないからだ。例えば、明日はピクニックに行こう。と考えても、明日が雨だったら行けないのだ。今日に明日のことを決めても明日がどうなるかが分からないのである。もし、未来のことを考えてばっかりいる人がいて、明日は海へ行こうと考えていても、その明日に、地球爆発、隕石衝突、人類消滅、なんて事になったら、その予定は打ち切らざるをえない。今日吹く風は明日には吹かないのである。昔、私が読んだ本の中に、どんな題名だったかが思い出せないが、その本の主人公は幼稚園生で小児癌だった。余命2〜3ヶ月と宣告されていた。しかし、その子はそんな病気にも負けずに今を楽しく生きていた。たとえ、命があと少しだとしても、今を楽しく生きていたら、何時亡くなっても後悔はしない。と書いてあった。その本を読んで私はその通りだと思った。《題材》
 確かに、未来のためにがんばるのも必要だ。しかし、「今日と言う日は明日と言う日の2日分ある。だから今を大切にしたい」という名言があるように、一瞬一瞬を精一杯生きていくことが自分らしい人生を作るのだ。《主題》

   講評   isimi


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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