国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日4215 今日244 合計60019
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

     ああすればこうなる   ぐみ

 政治家が国家百年に思わなくなくなった。意思は、専ら患者の検査に没頭する。それはすべてが現在化したからである。「ああすればこうなる」ようにしなければならないのである。医師も同じである。患者は「先生どうしたらいいですか」と尋ねる。だから医師はその患者の「現在」の状態を徹底的に把握しようとする。それを把握すれば「ああすればこうなる」はずだと言う事が、分かるはずだと思うからである。そうした状況を私が批判すると、若者はこう質問する。「先生、ならどうしたらいいんですか。」その答えがあるという事は、つまり「ああすればこうなる」が成立するということである。若者達が、それを常識としていることが、こうした質問からよく分かるのである。 私は、未来の準備のために生きるのではなく、今この瞬間を大切にきることがいいと思う。
 その理由の第一に、未来のために今現在出来ることを犠牲にするのは虚しいからだ。もし、未来が決まっている物ならば、今は犠牲になるもの、と必然的に決まってしまうと言う事である。今が未来の準備のためにあるとしたら、今がどんどんと虚しく侘しいものになっていくだろう。今をそうさせないためには、今しかできないことをやって、今を最大限に楽しむ事である。例えば、私が小学校の時に友達と“秘密基地”を作った。とても、小さくて秘密なんかでは無かったが、とても楽しい思い出だった。その時に勉強をやっていれば、もっと望ましい成績になっただろう。しかし私は後悔していない。なぜなら、その時の思い出が良い思い出だからである。
 その理由の第二に、先のことを考えても未来はどうなるか分からないからだ。例えば、明日はピクニックに行こうと考えても、明日が雨だったら行けないのだ。今日に明日のことを決めても明日がどうなるかなんて分からないのである。もし、未来の事ばかりを考えている人が居たとして、明日は絶対に海へ行こう。と考えていても、明日に、大雨・洪水・台風などが上陸したら、その予定は打ち切らざるをえない。予定は予定であって、必ずしもそれを実行出来るとは限らないのだ。ずっと前に読んだ本だが、本当にあった話で、幼稚園生の子供が小児癌だった。余命二〜三ヶ月。しかしその子と両親は楽しい思い出作りに励んだという。たとえ、命があと少しだとしても、今を楽しく生きていた。楽しく生きていれば、何時亡くなっても後悔はしないだろう。私もこんな生き方をしたいと思った。
 確かに、未来のために頑張るのも時には必要だ。しかし「今日という日は明日という日の二日分ある。だから今を大切にしたい。」という名言があるように、一瞬一瞬を精一杯生きていくことが自分らしい人生を築いていくのだ。

   講評   isimi

 とてもよく書けました。12.1週は進級試験ですから、課題をみて書く内容を考えておいてくださいね。


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)