国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   この瞬間を大切に   いほむ

 それなら、そのように日常的に使われる「ただいま現在」の意味とは何か。それはすなわち「予定された未来」を指すのである。時間泥棒の最大の被害者たちは、「漠然とした、定まらない未来」だけを財産としている子供たちである。子供たちに地位はなく、力はなく、知識はなく、お金も名誉もない。彼らが持つものは、唯一「真の未来」だけである。現代社会はそれを惜しみなく奪う。
 ファンタジック小説の中に「タイムスリップ」という言葉がでてくる時がある。過去、未来を自由に飛び交い、『あの時ああすればよかった』ということをまさに達成するケースが多い。しかし、それはかなり危険だ。過去は現在、未来をも変えてしまう。このケースに代表される作品がある。アメリカで作られた有名な映画、『バック・トゥーザ・フィーチャー』である。博士の作った車型のタイムマシンに乗って、第一作目は両親が自分と同い年だった時に、第二作は子供が自分と同い年の時に、三作目は遠く西部の町に飛んでいって、必ずといっていいほど問題を起こす。しかし、その問題を乗り越え、前より事態がもっとよくなって帰ってくる。しかし、こんなことが実際にあったらどうだろうか?こんなに都合よくいくだろうか?いや、いかないであろう。この映画は、非常にまれな幸運のケースを集めてたものであろう。しかし、この話の主人公の少年がこんなたいそうなことをやりとげたのは、理由があると思う。それは、いつも前向きで、その瞬間瞬間を生きていたからではないだろうか?だから私は、今を大切に生きることはよいことだと思う。
 その第一の理由に、予測は、あくまでも予測だからだ。こうすればこうなろるだろう、という考えは、人々の中に根付いている。これは本文でもあったと思う。しかし、その通りにはならないのが現実である。
 オセロの例で見てみよう。今ならたくさん取れる、という時、ついつい人間は考え込んでしまう。ここをとったら、相手に有利にならないか、角を取られやしないかなど……そうしてついつい時間を使ってしまう。よく言えば慎重、悪く言うなら骨折り損のくたびれもうけである。
そんなに考えても、相手がそうだと思っている可能性は限りなく低いというのに……。
 ところで、十代のストレス発散法の第二位に、テレビゲームとある。このときも、知らず知らずのうちに相手の出方を予想している。それでまけたら、もっとストレスがたまってしまいそうな気がするのだが……?
 第二に、第六感は当てにならないからだ。とっさの時の勘は当たるなどよくいうが、根拠がない。根拠がないものをどうやって信ずればよいのか?と、私はよく思う。しかし感じている人間が、第六感で行動しているような人間なのであまり説得力がない(笑)。
 しかし、とっさの勘に助けられることは多い。ドッジボールなどは、まさしくそれだ。玉がくるかもしれない、当てられるかもしれない、挟み撃ちにした方がいいかもしれない、いや、それが相手の作戦かも……考えているときりがない。あっという間に外野になってしまう。まさに第六感ゲームといっても、過言ではないだろう。
 確かに目の前のことだけに集中せず、長い目で物事を見つめることも大切だ。
しかし、「私たちの人生は、私たちが費やしただけの価値がある」という名言にあるように、を大切に生きていたほうが、よいのではないか?
 このことから、私は、今を大切に生きることはよいことだと思う。

   講評   miri

 11月の清書がおわりました。今年もあとひと月ですね。ていねいにすごしましょう。

  




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