国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
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高校1・2・3年生
未来の自然のために まいボウ
「わーい、一番。」
「ふー。すごいな。何でそんなに速く登れるの?」
「うーん、昔から木登りが得意だったからかな。」
私は今、学校の遊具の登り棒で遊ぶことに熱中している。(えーっ?今ごろになって?)と思う人もいるかもしれないが、たまに遊具に触れてみるのも楽しいものだ。だから休み時間に、低学年たちの間に入り、一緒になって遊んでいる(笑)。
私は木登りが大好きだ。その理由には二つある。一つ目は、一番上まで登れたとき達成感があるからだ。二つ目は冒険している気分になれることだ。そして木登りで嫌なこともある。たまに細い木に登ると、木が折れて落下する可能性があり、けがにつながるからだ。あと、くもの巣に顔がかかると大変なことになる。
昔は家の前にあるたくさんの木で練習しつつ、よく遊んだ。でもその木の中で一本だけ登るのが難しい木があった。それは、木と木の間がせまくて、足がよくはさまるので、みんなが恐れていた。だが私は、何も恐れずにまるで猿のように、ひょいひょいと木を登っていた。<たとえ>だからそのころの私は、本当にみんなから猿のように見えていただろう。<体験実例1>
私は昔、木にハンモックをかけて、本を読んだり、昼寝をするのにあこがれていた。そのあこがれていた理由は、『どんぐり山のやまんばあさん』という大好きな本に影響されて、いつかやってみたいと思っていたが、今思ってみると少しはずかしい。<体験実例2>
私は母に昔よく木登りをしたか聞いてみた。
「ねえ、昔木登りした?」
と私が興味深く聞くと、
「ううん。あんまりしたことないよ。」
と母はしみじみと答えた。次は父に聞いてみたところ、
「うん、あるよ。木登り大臣だったよ。」
と父は鼻を高くして言った。そこに母が、
「『バカは高い所が好き』って言うからね(笑)。」
と笑いながら言った。私も木登り大臣だし、とてもバカなので、まさに『蛙の子は蛙』ということわざに当てはまる(笑)。<聞いた話>
木登りとは、人間にとって自然に触れる第一歩だ。今都会に住んでいる子供はあまり木登りをしたことがないと思う。だから私は○○町という自然に恵まれた所で育ち、たくさんの自然に触れられて、とても良かったなぁと今思った。だからこれからも自然を大切にし、自然にたくさん触れられ、木登りの出来る未来を作っていけるように努力したい。<一般化の主題>
講評 inoro
こんにちは、まいボウさん。改めて読んでみても、とても良い内容、文章でした。書き出しの結びに「木登り」のキーワードを入れて、書き出しと呼応(こおう)させることができています。見直しの機会である清書をとてもよく利用できましたね。大変良かったです。
次週はいよいよ進級テスト! 10月から字数目標が1000字になり、背伸びしてがんばってきた分、実力がついていると思います。いつも通り書いてみようね!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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