国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
永遠の友 スワニルダ
これまでの人の観察や考えを利用するという必要から、読書はまず必要だと思う。また、読書によって、自分自身では経験することのできない経験を教えられる。何か自分自身の宝物のような書物を、一生のうちにはみつけたい。
私の、今一番の愛読書は「ロイヤルバレエスクールダイアリー」だ。バレエが大好きな主人公のエリーが、念願のロイヤルバレエスクールに受かり、いろいろな苦労がありながらも、成長していく姿を描いている。この本を初めて読んだときに、私は、夜中にもかかわらず無性にバレエが踊りたくなった。今では何回も読み直しているが、何回読んでも思いは変わらない。読めば読むほど、それぞれの役の気持ちが伝わってくる。
この本に出会う以前は、将来の夢をバレリーナにするか迷った時期もあったが、やはりバレリーナ!それしかないと思った。エリーはどんなに苦しんでいても、バレエをやるときには心の中が晴れ晴れする、それは私も同じだ。その日に友達と喧嘩して、モヤモヤ気分でレッスンに行ったとしても、バレエをやり始めれば夢の世界に入り込む。どんなにレッスンが厳しくても、それをやりとげたときの喜び、それは私自身にしか味わえない喜びだ。このような喜びは、バレエを心から好きな人しか知らないはずだ。そういう喜びをこの本を読んでから、一層味わえるようになった。本というのは、心の迷いを解決に向かわせてくれる、魔法なのかもしれない。
ただ、いつまでもこの本が一番かどうかはわからない。いや、多分新しい愛読書が出てくるだろう。というのも、今までもそういうことがあったからだ。小さいとき大好きだった「みいちゃんのたからもの」や「いやいやえん」や「ちいさいモモちゃん」。今でも、大切にとってあるし、なつかしく手に取ることもあるが、さすがに夢中になって読むことはない。開いてみると、まず字の大きさにびっくりする。(笑)「ダレン・シャン」も、興奮して読むことはない。今ではあんなに夢中だったのが嘘のようだ。2〜3年生のころには一番お気に入りだった「ルドルフとイッパイアッテナ」は、逆に、1年生のときにはよくわからなかった、ということもある。だが、今の私にとって「ロイヤルバレエスクールダイアリー」がこの先すっと、一番の愛読書であってほしい。
どんなに愛読していても、ふさわしい時期というものがあるものだ。だが、そろそろ大人になっても忘れない本をみつけたい。成長にしたがって、愛読書は変わってくる。だから、ますますたくさんの本を読み、永遠の友に出会いたいと思う。
講評 nara
題名を変えたのね。前の題名よりもぐっとよくなっているよ。「こんなとき、あなただったらどうする?」悩んだとき、つらいとき、永遠の友に問いかけてみることで、答えが見つかるかもしれないね。
12月1週目は進級テスト。忙しい毎日だけれど、題材探しをしておいてね。
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