国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

昨日2426 今日334 合計52670
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   朝寝坊   リラックマン

 去年の夏の出来事。
「もう十時三十分だよ。早く起きて。布団をしまうから。」
母が言った。
「・・・もう少し寝かせてよ。あと十分だけでいいから寝かせて・・・ん?」
私はぱっと布団から出て、時計を見た。
「今、十時三十分っていった?今日は六時に起こしてくれるんじゃなかったの?約束したよ。」
と言いつつ、ふっと隣を見ると一緒に六時に起きようと約束した、いとこがとても気持ちよさそうに寝ていた。母が言うには、どうやら、私たちは前の日の夜、遅くまで明日の予定を立てたり、ゲームをしたり、布団の上で側転をしたり・・・ととても楽しく遊んでいたために、寝る時間が遅くなり、六時におきれなかったらしい。私は夢の世界にいるように気持ちよく寝ていたらしい。きっと私がみたいとこの寝顔のような。もちろん、私はそんなこと知らないが・・・。一度、想像ではなく、本当に私がどんな顔をして寝ているのか見たくなったこともある。今の人間のほぼすべてが、自分の寝顔を見たいと思っていると思う。さらに、私は一人で寝言を言っているときもごくたまにあるらしい。自分では夢を見ているわけでもないし、そんなつもりはないのだが、なぜか落語家の人のように、べらべらとしゃべり続けているのだ。その寝言にも、いろんなエピソードがあるらしい。今はいえないが・・・。去年のことだから、正確には覚えていないけれど、その前の日の夜に決めた明日の予定とは、まず、朝六時におきて、身支度をする。」そうしたら、テレビを七時から三十分間見て、そのあとはお昼ご飯まで遊ぶ、という予定だった思うが、私といとこが十時三十分に起きたときにはもうみんな朝食を食べ、のん気にテレビを見て笑っいた。七時から見る予定のテレビも終わってしまったし、遊ぶ時間もとても短くなってしまったから、すごく悔しがったのを覚えている。その次の年も一度か二度、このような経験をしたのを覚えている。また、今回とは違う朝寝坊のパターンもいくつかあると思う。
 この経験を通して、人間は夜遅くまで起きていると、次の日は早く起きれなくて、一日の生活リズムがずれるということを学んだ。最近ではきちんと考えて行動できるようになったが、夜は朝や昼よりおもしろい番組がたくさんやっているから、寝る時間が夜遅くなり、朝起きるのが遅くなることがあるから、直したいと思った。「六時だよ。」と来年の母の声が聞こえる。(書き出しの結び)

   講評   miri

 最後のところ、「来年の母の声が・・・・・・」にはうなりました。とてもうまいですね。
 楽しい夜は、遅くまで起きていたいし、朝早く起きないとたくさん遊べないし。なかなかむずかしいものですね。
 経験を通して、一般化の主題をうまくまとめることができました。
 進級試験、合格です。よくがんばりましたね。

 らぬき言葉に要注意>>おきれなかった→おきられなかった




毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)