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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   朝寝坊   おそほ

 「起きなさい。」
一日の始まりは、この声で始まる。声の主は、母。いつも私を起こしてくれる。母の声は、だんだん大きくなっていく。
「起きなさい。遅刻するわよ。」
私は、この一言でだいだい起きる。一日が始まった。
 最近は、いつも朝寝坊してしまう。理由は、寒くて起きられない。意識は、はっきりしているのだが起きられない。まるで、ふとんに取りつかれたように。母は、それに勝っているのですごい。と、言っても十五分くらいだ。しばらくいすに座って、朝食の準備をする。最近は、母に準備してもらっている。その間にふとんを片づけたり、髪をといたりする。朝ごはんを食べ始める。だいだい七時半から七時四十分には、必ず食べ終わる。その後は、顔を洗ったり、歯をみがいたりする。そして、着替え。寒い時は、ストーブの前で着替える。ちなみに、着替える時に七時五十五分を過ぎていると、
「遅刻する。」
と、叫ぶ。急いで着替えて、ランドセルをしょって急いで家をでるが、走る事はなく、せいぜい早歩きで、ほとんどがふつうのペースで歩く。途中、猫をみかけて、足を止めても間に合う。さらに、下り道があって楽。校門をくぐって、階段を登って、教室につく時間は、八時十五分くらいにはつく。八時二十五分に朝の会があるから、十分余裕がある。友達と話たり、本を読んだりする。
 友達の朝寝坊は、人といっしょに学校に行く約束をしているから、私の何十倍も大変だ。
「髪、ぼさぼさだよ。」
と、私が友達に言ったら、
「朝寝坊したからとく暇がなかったの。」
と、朝のできごとを話してくれた。朝、寝坊してしまって、待ち合わせ時間がせまっていて、超特急で顔を洗って、着替えて出たらしい。髪は、水でぬらして整えたが、かわいてしまったらしい。私は、友達が風の様にみじたくをしている様子を思い浮かべしまった。でも、私だったらとてもできない事だ。なぜなら、朝ごはんは食べていないし、髪はぼさぼさ、とてもたえられない。少し、尊敬する。
 人間にとって朝とは、とてもつらい時間だと思う。まだ、寝ていたいとか、寒いから起きたくないとか思ってがんばって起きている。その時、自分はがんばっているんだと、思える。いつものように朝ごはんを食べて、いつものようにみじたくをする。毎日が同じようなので、今度は早起きは三文の徳をしてみたいと思う。

   講評   hira

 寒くて起きるのが辛い中、「えいっ」と心で気合いを入れてなんとかストーブの前にたどり着くと、ハマピーちゃんのように「頑張った」と密かに思うなあ。朝は正に自分との戦いのような気がするよね(笑)。なぜなら、朝ごはんは食べていないし、髪はぼさぼさ、とてもたえられない。先生は「少し、尊敬する。」のところが特にハマピーちゃんらしくて良いなあと心に留めましたよ。 進級テストはもちろん合格です!
構成 <こうせい> ◎ 書き出しの工夫/作文 ◎ 中心を決める● 書き出しの結び/作文
 書き出しはいつものように歯切れ良くリズムの良い展開ですね。書き出しの結びも朝の場面に戻って書けましたね。お母さんの「起きなさい」を繰り返したり、「起きなさい、といわれる前に起きてみたい」のようにしてもいいよ。
題材 <だいざい>● 前の話聞いた話 ◎ 体験実例
 題材はドラマを見ているように朝の場面が詳しく書けました。ハマピーちゃんらしい「朝寝坊」と言っても余裕のある朝だね。一言「朝寝坊と言っても、余り慌てない方だと思う」のような説明を入れてもいいね。朝の意識ははっきりしているけれど起きられないこと、7時55分になるとあせるあたりは、「あるある!」と思いながら読みました。
表現 <ひょうげん> ● たとえ ● ことわざの引用◎ ユーモア表現
 たとえはお手の物ですね。ことわざも面白い使い方が出来ています。うまい!
主題 <しゅだい> ● 一般化の主題
 朝というのは起きなければいけない「義務」が伴うから一日の頑張るスタートになるのだね。「一年の刑は元旦にあり」というけれど、いつもしっかり義務を果たすハマピーちゃんにとっては「一日の刑は早起きにあり」だね!


毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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