国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

    朝起きる時の環境   ベッキー★

 『あっもう時間だ。』
 私は吹奏楽の朝練習があるので朝寝坊はあまりしない方だ。基本はいつも六時四十分に起きている。時々その時間より早く起きたり遅く起きたりする。私としては学校に遅れなければ寝坊をしたとは思えない。でも目標時間より遅くなったときは死ぬ気で急ぐ。家を出る時間が遅くなったときは道をものすごい勢いで走っていく。私は寝ながら早く起きて学校のしたくもして朝ごはんをおいしく食べた夢を見たことがあり、起きてみたら朝ご飯も食べていなく、学校のしたくも全くしていなかった。また一からやり直しだ。せっかく用意したのに。と思った。
 母は小学生の頃、寝坊しても朝ごはんは絶対に食べていたようだ。そして母は泣きながら食べていたことがあるらしい。それは遅刻をしてでも朝ごはんは大事だといわれているからだ。私もどんなに遅くなっても朝ごはんは食べている。まるで朝ごはんから逃げようとしているようだ。母は、それでたまに学校に遅れて寝坊することがあったらしい。でも最初から遅れるということがわかっていればなぜか楽になれる。私だったら多分後れると分かっていれば楽なのは連絡『遅れます』という連絡なども取れるからだと思う。でも私の場合だと遅れるとわかっていたらなおさら急ぐ気になる。それは遅れたとしても少しでも早く着きたいからだ。
 母が高校生の頃は遅刻をすると地獄のような気分になるそうだ。それは、吹奏楽の朝練習もあるし、先輩も厳しかったからだ。その中で母のすごいところは自転車でJRまで行くのに三分以上はかかるのに一分四十二秒で着いたことだ。その話には私もものすごく驚いた。寝坊は寝坊で辛いし必死でオリンピックなみになっていたそうだ。私と同じで支度をしている夢を見たそうだ。母もたぶん『せっかくさっきやったのに・・・』とがっかりしていただろう。
 私は母からこの二つの話を聞いて朝起きるのはとても誰にでも辛いんだなと思う。特に冬はおきるのがものすごく寒くて布団から出たくない。布団から出ようとしてもあともう少し、あともう少しと思っていてその間にどんどん時間がたってしまう。それは私の冬の毎日のことだ。その中で朝練習のために早起きしている。それでも寒ければ寒いほどベッドを降りるのはとても辛い。母だって私と同じ思いを何度もくり返しくり返し思ってきたのだろう。それでも朝ごはんはきちんと食べていた。人間にとって早起きとはいいことだ。私もみんなも冬に起きるのはとても辛いことだとよくわかった。
 『やっと間に合った。』

   講評   nara

 「また一からやり直しだ。せっかく用意したのに。」この夢の話はおもしろいなぁ。爆笑したよ。おまけに、遅く起きたのだとしたら、ガックリした後で、大慌てだね。こういう話が入ると、先を読むのが楽しくなる。お母さんも同じ夢を見たというところで、再度笑いが生まれる。書いているベッキー★ちゃんは、たぶん大真面目なのだろうけれど、読み手がそこで笑えるというのは、いい作文の一つの条件だと先生は思うよ。
 遅れることが明らかだというときには、あきらめもつくし、腹もくくる。「急げば間に合うかも」というときが、一番つらいかもね。お母さんの自転車ダッシュの話は、具体的な時間を説明したことで、すごくおもしろくなった。60分かかるところを58分で行くのとは、全然レベルが違う! お母さんは駅についたときに、どう思っただろう。密かに「やったぜ、間に合った。」と達成感を味わっていたかな。
 冬に布団から出られないなぁと思うのは、みんなに共通の思いなのだろうね。そこを「えいや!」と乗り越えなければならない。「早起きはいいことだ」とあるけれど、いいことの中身をもう少し詳しく書いておくとよかったね。そうすると「早起きは三文の徳」ということわざも使えるよ。
 書き出しとまとめはうまく合っているね。進級テストは合格。 

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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