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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   言葉や経験   ヒーロー

私たちは、「手を上げよう」と思えば手が上げられます。まず、実際に手を上げた経験があって、それと「手を上げる」ということばとが結びつきます。このような現象を随意運動といいますが、要するに、「手を上げよう」という目標に向かって脳がひとりでにはたらくのです。成功した経験がないと、「成功」とういうことばでは脳は成功に向かってはたらかないからです。どうしたら成功するかは、本人にも自覚されませんが、以前に成功した経験があると、そのときの脳の働きがひとりでに進行して、成功を重ねることになるのです。
 ことばが行動にプラスの影響を与える面がある。それはほめことばだ。人間は誰でもがほめられたら嬉しい。自信が付きもっとやってみよう、もっと頑張ろうと思うのである。その一言は短くても良い、相手の心がその気持ちを受けもめればいいのだ。例えば病気で学校を休んだ、そしたら友達が電話をしてきた。こう言った“大丈夫、早く良くなるといいね、明日学校で待っとくから”。このような電話がかかってきたら絶対病気を治して学校に行こうと思うはずだ。この治そうという気持ちが大切なのだ。韓国のドラマ“チャングムの誓い”でもこのようなことがいわれていた。できなかったことでも“できるぞ、できるぞ”といっていたらできるようにならことがある。これが本当の言葉の役割だ。
しかし、言葉が行動のブレーキになることもある。良くあるのが頭の中の問題だ。失敗したらどうしようと思ったりすると失敗しやすくなる。プレッシャや責任感に押しつぶされ自分ができないという気持ちになる。このごろ日本で問題となっているのはいじめによる自殺だ。暴力でなく、言葉でいじめるのだ。このように、いやなことを言ったり、嫌いなことを言ったりと言葉が悪いほうに使われていることもある。昔話の猿蟹合戦は猿と蟹が食べ物の争いの話だ。猿は蟹の柿木をとれるという自信があったから取ったに違いない。もしこのような経験を以前からあったらあんなことにはなんなかったのだろう。このような失敗は言葉や経験をとうして築くことだ。
確かに時と場合によるので言葉の使い方はむずかしい。しかし言葉の使い方を正しく使うことが大切だ。「かわいい子には旅をさせよ」という名言のようにあまやかせずにたくさんの経験をさせろ。自信をつけ、さまざまな体験や経験を蓄積し今度に生かせればことばの持つプラス面が良く見えてくると感じる。

   講評   siori


 目標の1000字を突破できました。すごいぞ! 進級試験は合格です。おめでとう。
<昔話>「猿蟹合戦」から引用できました。ドラマの引用も考えついたんですね。
<名言の引用>も自分でよく見つけましたね。
言葉には温度があると言われます。あたたかい言葉を使うことができる人間でありたいものですね。
おうちの方へ:
進級試験合格おめでとうございます。素早い取りかかりとこつこつとがんばる努力がすばらしいですね。私事ですが、諸事情により今月いっぱいで担当を交代させていただくことになりそうです。来週よろしければ直接ごあいさつができたらと思っています。


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