創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

        人は二足歩行で     ぐみ

 人は強くなったために、狩る立場に立つことはあっても駆られる立場になることはほとんどなくなってしまった。我々は狩られる感覚と言うものをすっかり忘れてしまった。だから自分より強くて、早い相手に狩られることはそのまま極端な不幸であるという単純な認識に凝り固まってしまっている。動物の場合、我々とは死の概念自体が随分違うのではないかと思うのだ。彼らにとって死とは、衰弱した精神が描く単純で強烈な恐怖の源ではない。我々の精神は死という言葉を聞いただけで毛を逆立てる。想像力は自分達の惨めな姿を求めて暴走し始める。私は、命のとうとさを意識して生きていった方が良いと思う。《是非の主題》
 その理由は、第一に、意識してとうといものだということが分かれば物事に一生懸命取り組むことが出来る。例えば、これは失敗した例なのだが、最近に中間テストが行われた。私は、全ての教科をギリギリまで勉強していなかった。私ほど、ギリギリまでやっていない人はいないのではないか。と言うほどだった。何点とまでは言えないが、ドラえもんののび太ほどではないが、あと五~十点ぐらいで漫画に出てくるような点数になるところだった。あの、点数は忘れたくても忘れられない思い出だ。もう少し、いや、もっと勉強しなければならないところを、一日二日しかやっていない私は、毎日の積み重ねの大切さ、とうとさを思い知らされた。《題材》
その理由は、第二に、命のとうとさを意識していないと、自然や他人や自分を大切に出来なくなるからだ。平均寿命の国際比較のデータを見ると、日本は男性七十七歳、女性八十四歳でいずれも世界一である。しかしこのような寿命があるということが分かると、それに合わせて老後の計画なども立てられる。定年退職したら趣味のあれをしようかな、これをしようかな、などと決めていくのも、また、一つの楽しみである。このように、長生きをして命のとうとさを知ることはいいと思う。《構成》
 確かに、命のとうとさにこだわりすぎると、食べ物が食べられなくなってしまう。牛肉だって、ホウレンソウだって焼き鳥だって皆、もとは命があったものだから、命はとうといと言いすぎては食べられなくなってしまう。しかし、「限られた人生で、大事なことは、「何をするか」ではなく、「何をしないか」である。」という名言があるように命のとうとさを意識するからこそ、有意義な人生を送ることが出来るのだ。《表現》

   講評   isimi

 よく頑張りました。項目も全部入れられ、字数も達成できましたね。今回の長文では「命の尊さ」について深く考えられたことでしょう。ぐみちゃんがいうように、「命」に限らず、物事には終わりがあるから、何かに取り組むときにそれを意識していくことが大切なのですよね。テストで失敗してしまった体験談は、先生にも思い当たる節がありました。「漫画にでてくるような点数」というのは、さぞや驚いたことでしょうね。また、平均寿命からみた老後の計画もとても良い視点で書けていると思いました。仕事人間で過ごしていると、退職した後に退屈な日々を送ることになりかねませんよね。全体を通して、是非の主題からぶれずにとてもよく書けました。もちろん進級試験は合格ですよ。来学期からもこの調子で書いていきましょう。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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