国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   まずかった給食   つかぴょん

「うわっ、なんだこれ!!」
 と、舌を唇に乗っけて言った。その味はたとえられないほどの苦さであった。
 僕はいつも3、4時間目の時からお腹から
「ぐぐ〜」
となって給食が楽しみになります。いつもならお代わりをしたりしていつも楽しく食べているのだがまさかあんな食べ物が出るなんて思いもしなかった。その日はいつものようにお腹をすかして給食の時間になった。
「今日の献立は何だろうな〜」
 といつものように陽気にいると野菜、おみそ汁、御飯、牛乳・・・・そしてその中になにやら目立って丸く少し黒い奇妙な食べ物があった。まあきっとおいしいだろうと思いながら、いただきます、をするのを待った。そして
「いただきます。」
先ず僕は早速例の物に手を出してみた。一口食べると中からなにやら水っぽい草のようなものが出てきた。献立を見てみると何と野沢菜のお焼きと書いてあった。
「こんなのが野沢菜のお焼きなんてウソだ」
と思い野沢菜のお焼きを後にして野菜、御飯、おみそ汁の順番でゆっくり食べていった。がついに残すもお焼きだけになってしまった。2センチぐらいずつ食べては飲み込むのに10〜20秒かかった。そして他のみんなは
「ごちそうさまでした。」
と、みんな片づけ始めてしまった。仕方なく僕は先生にこういった。
「先生この野沢菜のお焼き残していい」
と言うと先生は少し難しい顔をしてこういった。
「みんな食べたんだからもう少し食べてみなさい。給食センターの人たちが一生懸命作ったんだから」
と言われても僕には少し無理なことでした。僕のそのお焼きの食べ方は口に入れるのに5秒、かむのに10秒、飲み込むのに5秒かかった。もうみんな歯磨きをしていて食べているのは僕だけでした。そして僕は
「何でこんなおかずを出したんだ」
と心の中少しにくみました。そして食べてははきそうになってしまった。そして水なども持ってきて少しずつ飲みながら食べて20分間、5分の4ぐらいが食べ終わった。ラスト口の中に放り込んだ。味わうことなく飲み込んだ。そして一瞬だけ
「うえっ」
はき出しそうになった。だけど食べ終わった瞬間すがすがしい感じがした。だがこんな食べ物もう2度と食べたくなくなった。僕はその時人間の味覚は便利なところもあって、まずさを感じさせるんだなあと思いました。
 人間にとって味覚はおいしさを感じさせてくれるけれども、まずさも感じさせられてしまう物である。

   講評   ita

 こんにちは、つかぴょん。面白い作文を目標字数までよくぞ書き上げました。偉かったね。進級テストのたびに司くんのふんばりのすごさを見せつけられます。

【第一段落】
 口に入れた瞬間をうまく表現できました。いつもは楽しい給食の時間を書いてくれているのでその後の展開がなんとなく予想ができ、楽しみになりますね。
【第二段落】
 うまい、うまい! これほど丁寧に、詳しく給食のときのことを書けるなんて、つかぴょんは才能があるね。野沢菜のお焼きがどういうものだったのか、口に入れた味はいかほどまずかったのか、しぶしぶ食べた様子、どれも手に取るように分かる内容です。いうことなし!
【第三段落】
 ここには、「おいしかったもの」を入れて欲しかったなあ。けれど、まずかったものだけで、目標字数までがんばれたのだから、逆にすごいと思います。
【第四段落】
 味覚があるからおいしさも感じるけれど、味覚があるからまずさも感じる。なかなかの名言ですね。
☆「書き出しの結び」と「一般化の主題」の順番を変えてみましょう。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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