国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   早起きは三文の得   えてぬ

鳴るはずの、目覚し時計が鳴らなかった。起こしてくれても良かったお母さんが弟への説教等で起こすのに手が回らなかった。そして起きてみたら七時をさしているいるはずの時計は八時を指していた。<<これは冗談じゃないと思って飛び起きる。もう時間がない。
「遅刻だぁ。」
などと言い、急いで着替え、急いでご飯を食べ、急いで歯をみがき、急ぎ全速力で学校に行く。そして学校に着いたら時計は七時五十分を指している。冗談じゃない、時計にだまされた。何のためにここまで急いだのか、自分が馬鹿らしくてしようがない。でも遅刻の恐ろしさはよく分かった。いや、分からさせられた。
 本当に家の時計は不正確で、こんなことも珍しくないがぎりぎりセーフだったこともある。起きたら七時五十分で、しかもお母さんまで寝坊してご飯ができてなくて、断崖絶壁に追い込まれた。しかしここから粘って、時計は七時十分。なんとか間に合った。こういう時に、残り物の価値が分かり、ものすごい価値のある高級品に進化する。本当に助かった。渡りに船である。遅刻を防ぐには一級品である。しかし、もし残り物がなかったら、遅刻は決まっていた。これぞ残り物の美である。今考えたけど。救世主である。これほど食べ物を褒め称えたことはない。しかしそれほどの物
である。しかし話を変えると、僕のクラスの担任の先生は怖い。厳しくはないし、ふだんは怖くないし、おもしろいくらいだ。しかし怒る時は豹変する。鬼に近い。ていうか角のない鬼だ。金棒はないがオーラを持っている。怒り出したら隣のクラスの担任の先生も震え上がるくらいになら、ほぼ死に等しい。まるで空気も凍りつくようだ。こんな先生に、遅刻を原因におこられたらひとたまりもない。前聞いた話では、隣のクラスの先生だって僕のクラスの担任の先生が怒声を聞いて毎回震え上がって、怖がっているらしい。そのピンチを救ったのは残り物だった。
 僕もそれなりに朝ちゃんと起きるためのことを色々考えた。そのひとつに夜は早く寝るご飯も早めに取る‥等考えた。あたりまえの話だが。その中でも頭を使ってもなかなか答えが出てこなかったものもある。それはどうやって布団からでるのかであり、これは心の中、つまり気持ちの問題である。朝特に冬になると布団から出にくい。心の中で
「どうせ手伝いやらせれるだけだ。」
とか
「こんな暖かいところからでられるか。」
とそういうふうに思ってしまう。しかしこれの攻略法は
「ま、どうせ夜寝られるさ。」
とか実際したことはないが
「帰ってきてから寝よう。」
と開き直れば起きられる。これが僕の研究結果であり、研究レポートでもある。
 人間にとって寝坊は慌てさせる元となり、怪我という悪循環を作るものである。
「ピピピピピ—。」
時計を見たら六時五十分だ。今日はいつも通りおきれたぞ。




   講評   miri

 たいへんユニークな作品ができました。朝のあわただしさ、遅刻の恐怖、そして「明日からは・・・」という改心、誰でも一度は経験がありますね。それをありきたりでない表現で、うまくまとめましたね。建設的な意見も入りました。
 ★らぬき言葉に注意しましょう。
   いつも通り「おきれ」たぞ→おきられた

  進級試験、合格です。よくがんばりましたね。




11.2週の講評(印刷の関係で表示されませんので、ここに貼ります)

法隆寺や銀閣寺を見る人はあまりいない。→いる。?

 今回は、非常に実例がじょうずです。古い建築のよさをとても見事に表現しています。
 人工的なものに比べて、生き物に近く、人間味すら感じられるようですね。

 うまくまとめています。





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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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