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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   行列の良いところ   まーたん

 都市生活に欠かせない「行列」という社会現象がある。行列と言う形式そのものは、カラハリ砂漠の狩猟採集民サン人が狩りなどで演出する時にも組まれ、西洋では戦争の捕虜を行列させたことが古代の歴史書にも見える。しかし、モノを手に入れたりサービスをうけたりする順番を待つ行列は、近代の工業社会に特有なものだ。一般にモノやサービスの需要—供給関係に一定程度以上の不均衡があるところではどこでも行列ができる可能性がある。だが、需要—供給に顕著な不均衡があっても、身分や地位にかかわらず先着優先の原則がなければ、誰も列を作って順番をまとうとはしない。民主主義には一定の均質性が必要だが、行列を見ていると、工業化社会が近代民主主義の母胎である事がわかる。私は行列に賛成だ。(是非の主題)
 第一の理由にルールを守る事によって物事がスムーズに進むからだ。例えば、渋滞している道路があるとする。そこで、皆がルールを守らないと大変な揉め事が起こるだろう。交通事故が多発すると思う。一人一人が自分勝手に行動し始めると、結局全然前に進めない。このように交通規制もきちんと決められた順番を守ることによって秩序が保たれているのだ。行列には身分や地位に関係なく皆が平等に参加できるというところが良いところだと思う。ここの、もし差別があったら誰も行列に参加しないと思う。皆が平等と言うルールを守らなければ行列は成立しないのだ。(複数の理由一)
 第二の理由にルールを守らないと混乱が起こるからだ。データを実例してみると、ディズニーランドとディズニーシーの合計入場者数が三億人を超えたそうだ。この、人の多さ、行列を作らなかったら大混乱になってしまう事は、目に見えるであろう。列を作って並ばずに、アトラクションの前に群がっていたら、何もできないと思う。又、ディズニーランドやディズニーシーは行列ができるという事は、誰でもがわかっているだろう。行列の最後尾から、アトラクションにたどりつくまでには、半端でない多大な時間がかかる。そんなに長い待ち時間は小さい子供はもちろん、大人でも退屈して飽きてしまうと思う。なので、そんな退屈や苛立ちを少しでも減少させるために、長い長い行列には様々な工夫がされている。周りの風景、列の作り方、軽快な音楽がそうだ。もしも、何も工夫されていなかったら、待ち時間が余計に長く感じるだろうし、つまらない。並ぶ気も失せてしまうと思う。このように行列を楽しむ、までにはいかないが少しでも不快な気持ちをなくすための工夫も必要だと思う。(複数の理由二)(データ実例・長文実例)
 確かに個々の事情を考慮しない事には問題がある。病院に今にも死にそうな病人が運ばれてきたのに、順番通りといって死にそうな人間を優先しないで、暢気に診察の順番を列に入って待っていたら手遅れになってしまうだろう。診察を受ける前に、死んでしまう。このそうな場面では問題がある。一刻も早く治療しないといけないのに、「順番通り」そんな馬鹿げたことを言っているのはいけないと思う。だが「悪い事そのものがあるのではない。時と場合によって悪い事があるのである。」という名言もあるように、行列本来の良さを認識するべきだと思う。(反対意見への理解)(名言の引用)(是非の主題)




   講評   kira

 まーたん、こんにちは。行列のルールは私たちの社会を安定させています。反対に言えば、安定した社会だから、みんな整然と列を作ってルールを守れるんだよね。
 交通戦争と言われるくらい、過密した都市部では交通は重大な問題です。きちんとルールが守られているからこそ、安心して暮らせます。命に関わることですから、そのルールは、さまざまな差別からは独立していますね。
 もしも、ルールが守られなかったら。多くの人が集まるテーマパークなどでは、大混乱が起きます。だから、整然と並べるように工夫されています。ディズニーランドは、楽しく待てるような工夫もあって、好感が持てますよね。考え尽くされたサービスだと思います。
 たしかに、個別の事情をくむべき案件もあります。なんでも先着順では、かえって公平が保たれないこともありますね。しかし、やはり私たちの意識の底には、ルールを守って尊重しあうという市民意識があってほしいですね。
 

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