創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   相手を思うべきだ   悟空

外国人に日本語を教えているうちに一つの事実に気づきました。一般に欧米人は、質問に対して「いいえ」と言うときに、教師がビクッとするほど強い調子で答えることが多いのです。それは、わたくしたちが、日ごろ「いいえ」をやや控え目に言う習慣が身についているためだと思います。この違いは、否定している対象の違いにもとづくようです。しかし、日本語の返答では、否定が「質問」の方に向けられているために、微妙な心理がからんできます。
はっきりということが大切だ。遊びに誘われたりするときに、たまに無理でもいいよといってしまうときがある。そういう時は必ず遊びに行ってもつまらない。そういうときにいつも、後悔する。「行かなきゃよかった」と。(複数の意見一)浦島太郎では本当は玉手箱が要らないのに断れずにもらってしまったせいでおじいさんになってしまった。こんなことから、はっきり言ったほうがいいときもある。(昔話実例・長文実例)
思いやりを持つことも大切だ。ぼくは、どちらかというとはっきりいうほうである。だけど、たまにこういったほうがよかったなと後悔することがある。遊ぼうといわれて無理って言うつもりで言ったらやだといっていたときである。(複数の意見二)
ぼくが、本当に大切だということは、悪いことそのものがあるのではない。時と場合によって悪いことがあるのであるという名言があるように、相手を傷つけない表現力を見につけることだと思う。(名言の引用)(総合化の主題)

   講評   hota

 この回は、お電話できなくて残念でした。でも、いつもどおりによく説明を聞いて、すぐに書いてくれたみたいですね。

 要約は、ほぼよいですが、元の文章が敬体(……です。……ます。)なので、常体(……だ。……である。)に直して書きましょう。

 複数の意見は、まず第一は、「意見を」はっきり言う、と書いた方がいいかな。「体験実例」は、両方に入れてくれたんですね。実体験に基づいていて、よくわかる実例でした。ありますね、こういうこと。「断り切れない」というのが。日本人はみんな、あるんじゃないかな。
 「昔話実例」も、面白いものを入れましたね。

 結びの段落は、やはり、「確かに、意見をはっきり言うことも、相手を思いやることも、どちらも大切だ。しかし、「(名言はカギカッコに入れてね)」という名言があるように、……」と、「反対意見への理解」を書いておいた方が収まりがいいですね。

 「総合化の主題」は、うまくまとまっていました。「相手を傷つけない表現力」、その通りですね。
 今回も、総合評価の○は、字数の分だけです。

★次回、もう一度代わりの先生です。すみません! またがんばって書いてくださいね。

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