国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ビッグな目標に向かって   意気陽陽

人は生まれながらにして持っている性格がある。また、資質と言うものもある。こちらはうっかりしていると、気がつかない。この資質は泉のようなもので、若い人たちは自分の泉を探している時期だ。そして、自分で標的を決めたら、みごと的の中心を射抜くべきだ。標的は夢のあるビッグのほうがいい。自分のかかげた目標に向かって、一流のツッパリ方をしてみようじゃないか。今アメリカの高校生のあいだに「ジェントルマンズC」という合言葉があるらしい。学校の成績はCでも、広い視野でさわやかに行動できる人の方が、物事を大きく把握し、国際人としての実力を発揮できるのだ。
 僕はこの長文の「入試という標的」という部分に似た話がある。僕は今、一月八日に行われる中学入試に向けて、毎日がんばって勉強している。しかしこの長文の中では、「入試という標的だけでは、出れもがねらう標的だし、青春の全てをかけるには、ちょっとさびしいきがする。」と、書いてある。僕も確かにその通りだと思う。
 しかし僕の目標は、中学に合格するだけで終わりではない(マダゴウカクシテナイダロ(笑))。中学に合格するというのは、僕のビッグな目標の出発点にすぎないのだ。高校へ進学し、大学に合格するという目標も、僕にとっては、ビッグな目標への通過点にすぎないのだ。
 ではなぜ、僕は出発点からこんなにがんばるのか、それは、ビッグな目標への途中で一歩でもふみ外したら、せっかくのビッグな目標が、まるでガラスが割れる様にだいなしになってしまうからだ。
 もう一つ似た話がある。ぼくは今、夢中になってなっている趣味があるかと聞かれると、答えに困ってしまう。実は全てが中と半端なのだ。僕は将棋が好きで、よく父と対戦するのだが趣味というわけではないし、折り紙もたまにしかしないし、その他イロイロ…。
 なので、ぼくは中学に入学出来たら、やろうと思うことがある。「野球」だ。僕はまあまあ運動が好きだし、団体系のスポーツが好きだし、もとから野球が好きだからだ。それに野球をしていると、礼儀紙につくからだ。
 ぼくは、目標のことについて書いて、分かった事がある。目標とは人間にとって、何かを達成しようと思う時に、なくてはならないものだということだ。
 ぼくは、こらからもビッグな目標にむかって、日々努力しようと思う。

   講評   sugi

 またまた、すてきな作品になったね。受験本番まであとわずか。「人生のすべては受験だ!」というぐらいの勢いがありそうなので(笑)、この時期に「入試という標的だけでは……」のくだりを読んでもらうのは、ちょっと酷かなという気がしたよ。でも、意気陽陽君はちゃんとこの先の将来を見る余裕も持っているね。どんなに忙しくても、こんなふうに一息ついて周りを見ることは忘れないようにしたいね。
 「高校へ進学し、大学に合格するという目標も、僕にとっては、ビッグな目標への通過点にすぎないのだ。」とは、かっこいいなあ。合格が最終目標だったら、そこから先の人生はつまらなくなりそうだ。さらに、「途中で一歩でもふみ外したら……台なしになる」と書いてくれたね。確かに今は、それぐらいの気持ちが必要な時期だけれど、一歩どころか二歩、三歩と踏み外しても、人生はいつからでもやり直しがきくものだと先生は思っているよ。踏み外して落ち込んでダメになるのも、根性でやり直して立派になるのも自分次第ではないかな。
 今はすべてが中途半端だけれど、中学でやってみたいことがあると正直に書いたところが、とても好感が持てるよ。この作文を読んで、ますます意気陽陽君を応援したくなりました。

※「礼儀紙につくからだ」 → 「礼儀が身につく」
 パソコンだと、手書きではあり得ないミスが起きるので、気をつけましょう。

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