国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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思いやりの心 周
思いやりの心は、単に親切にする心とは違うものだ。前に僕が落ち込んでいたときに、母はそれを察し、心配して、僕にどうかしたのか、と尋ねた。でも、僕はそのとき一人でいたかったので、うるさいと感じた。そのときに、相手に共感する思いやりだけでなく、そっとしておくのも思いやりだと感じた。だから、落ち込んでいる友達を見たら、いろいろと聞かずに、関係のない話をするようにしている。一人で何かを達成することには大きな意味があるので、何かをしている人をむやみに助けないことも思いやりだと僕は思う。
思いやりの心とは、相手の心を察する想像力だ。僕は、常に思いやりの心を持ち続けていきたい。
講評 kira
周くん、こんにちは。なるほどなあ。この話は、先生には痛い話だなあ。(笑)私も、心配しすぎる母親です。時としてそれは、子どもの自立を邪魔して、思いやりの押し付けになっているんだね。
周くんの、友だちへの接し方には大きな真理が秘められていますね。というのも、国際間で行われているような、援助の精神を言い当てているからです。ほんとうの援助とはその人が自立できる手助けをすることです。だから、共に考え、方法を見つけ、見守っていくのがいいのですよね。「してあげる」ことが援助ではない。
今回の作品も思慮深くてたいへんいいと思います。
「でも」を「しかし」とした方がよいかな、と思うくらいです。
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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