国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自分の夢に向かっていくため…   えとく

 「『勉強』とは、それ自体が目的ではなく、あくまでもそこへ行き着くための手段にすぎません。」
この文を読み、「勉強」をなぜ私たちはするのかがよく分かる。勉強とは、自分の夢に向かってがんばっていくときに使う道具のようなものだ。私たち日本人は、その便利な道具をうまく使えていなく、そしてそれがだんだん面倒くさくなってくるのだと思う。けれども、それは当たり前のことかもしれない。なぜかというと、「勉強」という言葉を訓読みで読むと「つとめしいる」、つまり「学問につとめはげむ」という意味の中に、むりじいするニュアンスが含まれるため、はじめからいやな印象が付きまとっているからだ。
 今の日本人の勉強は「受験のためにしている勉強」だと、私の母やしろくま先生がおっしゃる。私も少しはその意味が分かる。私の母の友達は、自分の子供がある中学に通わせるために「勉強をしろ!」と怒っているという。そのようにすると、子供は自分が「行きたい」と言っている学校でもないのに、受験のためだけに勉強をしているということになる。それは、いくら勉強しても「ぬかに釘」なだけだと思う。自分の夢でもないのに無理やり勉強させられるということは、あまり意味のないことだと思う。
 私は、すすんで勉強をしたという体験はあまりない。しかし、理科の実験は、なぜか興味がわいてくる。しろくま先生は、「それは、したことないことを実際に自分の目で確かめて体験することができるから興味があるのではないだろうか」という。私はその意見に納得した。なぜかというと、小さいときはいろんなものに興味を持っていた私だが、今となってはあまり興味のあるというものが少ないのである。それは小さいときは何も知らなかったけれど今は、いろんな知識を身につけているので興味がなくなるということだと思う。興味がなくなってくるというのはあまりよくないが、いろんな知識を身につけるということはとてもいいことだと思う。私のクラスにはいろんなものに興味を持っている人が少しだけいる。それは、いろんな知識を身につけてもまだ知りたいことがたくさんあるからではないだろうか。
 人間にとって勉強をするということは、自分の夢に向かって近づく1番のチャンスだ。そのチャンスを面倒くさがっているということは、それは何のためにでもなく、ただいろんな暗号のようなものを頭に詰め込んでいるということになる。私は、これからは自分の将来のためだと思い、自分から進んで勉強をしていきたいと思う。

   講評   inoko

 ゆっぴさん、こんにちは。どうして勉強するのだろう。勉強に嫌気がさしたとき、私たちはよくそう思いますね。みなさんに話を聞いてみると、どうもこの「勉強」という言葉にいいイメージを持っていないことがわかります。「勉強」と聞くと、勉強させられるという気持ちになる。つまり、いやいや勉強することが頭に浮かんでしまうのですね。点数を取るための勉強が主となっているので、これは仕方のないことなのでしょう。でも、知識を得ることは楽しいことだ、また勉強するのはまず第一に自分自身のためだ(ゆっぴさんが書いている通り)ということを少しでも意識するようになれば、自分からすすんで勉強できるようになるかもしれませんね。
☆ 最後のまとめで述べていることが、とても重要なことですね。この結論に至っただけでも、この長文を読んだことは十分意味がありましたね。中学にはいると、これからだんだん本格的な勉強になってきます。そこで、この意識がとても肝心なのですね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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