創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    がんばることが大好きな(感)   bekki

 みなさんがやっている「勉強」の場合にも、何かいやなことを「つとめ、しい」られるという感じがあるのではないでしょうか。しかし、現在、中国では、みなさんがやっている「勉強」には、「学習」という漢字を使います。何のために「勉強」するのかという目的を問う前に、知識をえるために、がむしゃらに「つとめ、しいる」くせがついてしまったのです。
 世の中には勉強しなさいといわれて勉強するのが嫌いなのは何人もいる。私だって前からずっとそうだった。それでも、自分の好きな勉強をたくさん見つけてきた。それは、音楽などだ。音楽では、吹奏楽をやっている。このように、言われなくても自分から進んでできることをやるとそのやったことがやっただけ育つ。私は吹奏楽部で今は『音楽』を育てている。テストや受験がなければ、誰も家で勉強なんかしないだろう。だからテストがあるのだと思う。
 私はイヤイヤでも勉強をすればするほど身に付いていくけれどイヤイヤで勉強をすれば嫌な気持ちが残ってしまうので、少し遊んで気分転換をすればいいと思う。勉強はそれぞれ人の目的があるから色々なことを一人一人やっている。あまりにも早くやりなさいとうるさくせかすのも、相手にイヤイヤやらせてしまうので良くない。私は、楽しいと思う勉強は本読みと算数と社会の歴史だ。理由は、本読みだったら色々な物語があって良いし、算数だとしたら文章題だけは苦手だけれど五年生のときにやった『偶数奇数』が面白かったし、六年生では『分数のかけ算わり算』『比例』などが特に面白かった。社会の歴史は歴史をさかのぼって勉強し、今までこんなことが世の中で起きていたんだ。とそういう興味がわくし、調べてノートに書くのも楽しかったからだ。つまらないと思う勉強は国語の『漢字』だ。理由は、覚えにくいし、わざわざ五十問テストが学期末に出たりするからだ。。そのために私はしぶしぶ漢字を覚えてる。私は前に漢字の練習で必死になったことがある
 人間にとって勉強するということは、自分のためになり、身に付くけれど、ほとんどがテストのためにしぶしぶやるようなことである。まるでテストに操られているようだ。勉強の中でも、一人一人好きなものはある。少ないと思うけれど勉強じたいが好きな人もいる。私は勉強が好きな人はいいなと思った。わけは、勉強が好きだとやりなさいと言われなくても自分から進んでやれるからだ。

   講評   nara

 要約を読むと、bekkiちゃんは、「勉強とはつとめしいられてやるものだ」というところが心にひっかかったようだね。この長文を読んで、「自分が今やっていることは、勉め強いられなくても、自らやれることかなぁ。」と振り返ってみると、長文を読んだ価値があるというものだ!
 「今は『音楽』を育てている」という考え方はすてきだね。こんなふうに取り組めることは、作文に書いてあるとおり「やったことがやっただけ育つ」のだろうな。テストがなければ勉強などしないというのは、ほとんどの人が納得するだろうね。ただ、「テストのために勉強していく中で、自分の向き不向きが見えてくる」ということもあると先生(なら)は思うよ。テストがあるのに、どうしても勉強したくないものがあるとしたら、それは本当に自分には向かないものだと判断する材料になることもあるものね。
 bekkiちゃん自身の好き嫌いについても、細かく振り返ってみたのだね。漢字は、由来や意味を調べるとおもしろいことがたくさんあるけれど、テストとなるとつまらない。もしそれで漢字嫌いが増えているとしたら、テストをやる方・テストのやり方を考え直す必要がありそうだな。
テストに操られて過ごしているという感覚を持ってしまうのは、残念なことだね。たくさんの科目や分野の中から、一つでも「これはテストがなくても、取り組める」とか、「自分でどんどん先に進めていける」というものを見つけられると幸せだね。小・中・高校生時代は、そういうものを探すというのが、一番の目的ではないかな? 難しい長文だったけれど、よく考えられたね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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