国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   朝寝坊   リラックマン

 去年の夏の出来事。
「もう十時三十分だよ。早く起きて。布団をしまうから。」
母が言った。
「・・・もう少し寝かせてよ。あと十分だけでいいから、寝かせて・・・・ん?」
私はぱっと布団から出て、目の前の時計を見た。
「今、十時三十分っていった?今日は六時に起こしてくれるんじゃなかったの?約束したよ。」
と言いつつ、ふっと隣を見ると一緒に六時に起きようと約束したいとこがとても気持ちよさそうに寝ていた。母が言うには、どうやら、私たちは前の日の夜、遅くまで明日の予定を立てたり、ゲームをしたり、布団の上で側転をしたり、テレビを見て笑っていたり・・・と休みの期間だからできることを、とても楽しくやっていたために、寝る時間が予定より遅くなり、六時におきれなかったそうだ。私は夢の世界にいるように気持ちよく寝ていたらしい。きっと私が見た、いとこの寝顔のような顔で。もちろん、私はそんなこと知らないが・・・。でも、一度は想像ではなく、本当に私がどんな顔をして寝ているのか見たくなった。今の人間のほぼすべてが、自分の寝顔を見たいと思っていると思う。さらに、私は一人で寝言を言っているときもごくたまにあるらしい。自分では夢を見ているわけでもないし、そんな寝言を言っているつもりはないのだが、なぜか落語家のように、べらべらとしゃべり続けているのだ。その寝言にも、いろいろなエピソードがあるらしい。母から聞くその内容は笑ってしまうほどおかしく変だ。今はとても言えないが・・・。去年のことだから、正確には覚えていないけれど、その前の日の夜に決めた翌日の予定とは、まず、朝六時におきて、身支度をする。その後は、テレビを七時から三十分間見て、お昼ご飯まで遊ぶ、というとても簡単な予定だったが、私といとこが十時三十分に起きたときには、もうみんな朝食を食べ終え、楽しそうにテレビを見て笑っていた。もちろん七時から見る予定だった番組も終わってしまったし、遊ぶ時間もとても短くなってしまったから、すごく悔しがったのを覚えている。その次の年も一度か二度、このような経験をしたと思う。また、今回とは違う朝寝坊のパターンもいくつかあると思う。
 この経験を通して、人間は夜遅くまで起きていると、次の日は早く起きられなくて、一日の生活リズムがくずれるということを学んだ。最近ではきちんと考えて行動できるようになったが、夜は、朝や昼よりおもしろいテレビ番組がたくさんやっているから、寝る時間が夜遅くなり、朝起きるのが遅くなることがあるから、なるべく直したいと思った。
 「六時だよ。」来年の母の声が聞こえる。

   講評   miri


 12月の清書がおわりました。
 どんな一年でしたか? 来年、何をがんばるのかな?
 楽しい冬休みをすごしましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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