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　　　自分の利益から全体の利益へ　　　ジョニー

　宇宙飛行士たちはみんな、宇宙で共通の体験をしている。ラッセル・シュワイカートは、撮影カメラが故障したので何もせずに５分間待つように言われた。シュワイカートに、まったく予期していなかった静寂が訪れた。その時、地球を見て、眼下に拡がる地球の全ての生命、そして地球そのものへの言い知れぬほどの深い連帯感が生まれた。この「私」という個体意識から「我々」という地球意識への脱皮は、今この地球に住む全ての人々に求められている。（要約）

　自分の利益を考えることは、もちろん大切だ。僕は、水泳部に入っている。なので、この夏、水泳の市総合大会に出た。僕が泳ぐ種目はクロールの５０ｍだった。僕の泳ぐ番が来た。緊張して足が、がくがく震えていた。しかし、絶対に他のコースの人より速く泳いでやろうと必死に泳いだ。そして結果は、今までの自己最高記録より２秒も速かった。また、勉強では、定期テストの時、皆よりいい点数を取ってやろうと勉強を頑張った。テストの学年順位は十ランクに分けられている。今回も順位を落とさないようにと思うとやる気が沸いてくるので、自分の利益を考えることはとても大切なことであると思う。

　しかし、全体の利益を考えることも大切なことだ。アメリカ合衆国の南北戦争は、１８６１〜１８６５年まで続き、北部の人々は、奴隷制はまちがっていると主張し、南部の人々は、奴隷を置いておきたいと主張した。その為に、南部の人々は、自分達の利益を守る為に、独立して自分達の国を作ろうとした。しかし、時の大統領、アブラハム＝リンカーンは、国全体の利益のことや、黒人のことを考えて国の分裂を認めなかった。「人民の人民による人民の為の政治」という有名なことばに、リンカーンの思いが象徴されている。昔話にも、桃太郎の話があるが、犬やキジや猿は、きび団子を一つもらっただけなのに、桃太郎と一緒に鬼退治へ行ってくれた。その理由は、自分のことだけ考えたのではなく、村全体のことを考えたからだと思う。

　このように、自分の利益を考えることは必要だ。しかし、時として人々は他者を傷つけてまで、自分の利益を守ろうとする為、その行動が罪悪となることがある。このようなことは、本当はあってはならない。このような時、全体の利益を考える必要が出て来る。「私たちの幸福が、ほかの人びとの不幸に支えられているのであってはならない。」という名言がある。最も大切なことは、自分の利益が他人の利益に結びつくような社会を作ることだ。

　　　講評　　　inoko

　ジョニー君、こんにちは。楽しい冬休みを過ごしていますか？
良いお年をお迎えくださいね。