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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   朝の過ごし方   あまなつ

「ピピピピーッ・・・・・・バシッ!」
「何時・・・・・・? なんだまだ六時半か・・・・・・ん〜ん。」
「何やってんの!! 早く起きなさい!」
 最近の私の寝起きはとても悪い。夜遅くまで起きているだからだろうか。その原因は私の性格にある。私はどうしようもない性格で、
「この宿題は後で一時間もあれば出来るだろう。」
とやらなければいけないものを後へ後へ残してしまうのだ。そのどうしようもない性格が寝起きに現れる。「・・・・・・後五分ある。寝よう、寝よう。」
学校へ行くため電車の時刻にはまだ間に合う、など理由を作って二度寝する、といったぐあいだ。
「夜遅いんだから、早く寝なさい。」 
と注意され、早く寝る努力をしているところだ。
 そんな風に最近は早寝早起きのために努力を注いでいるところなのだが、私は早起きに失敗したことがある。それは二年生の頃だった。その頃は早寝早起きで健康的だった。だがある日朝六時に起きるはずが五時三十分におきてしまった。
「・・・・・・眠い。」
朝早くに起きてしまった原因は覚えていないが、とにかく起きた時間が早かったので朝食の準備ができていなかった。すると母が、
「眠いんなら、ソファーで寝てなさい。」
と言った。「その手があったか!」と納得し、ソファーは案外心地よく、ぐっすり寝てしまった。
「お〜い、起きないの?」
母の声で起きた。時刻を見ると、六時四十二分だった。何故か「四十二分」だけは鮮明に覚えている。私はすぐに飛び起きて、一時間前の自分とは別人のように急いで朝食を取り、仕度をした。この早起きの失敗は私の中の教訓となった。
 私は朝、起きると顔がパンパンにむくんでいることが多い。これは私だけかと不安で不安で仕方なかったが、今年の夏でその不安は無くなった。8月に宿泊学習があり、山梨県の八ケ岳に行った。そこは山や森が豊かで、私たちはたくさん歩いた。経験したことが無いようなくらいたくさん歩いたので疲れもピークに達するくらいだった。私は疲れがむくみになり易く、顔が変形してしまうのではないのかと不安だった。宿泊寮は消灯の時間を迎えた寝ようとした時、ある女の子が、
「あ〜、私朝やばいから。別人みたいな顔してるかも〜。」
と言った。不安だった気持ちが消えた。仲間がいたのだ。とても嬉しかった(そう言っていいかわからないが)。翌日、朝起きると私の眼はパッチリ開いた。腫れぼったい眼ではなかった。電気を点けるとショックを受けた。友達がいなかった、と一瞬思うとむくんだ顔の友達だった。電気を点けた時はまさにジェットコースターにまっ逆さまに落ちたかのような驚きだった。
「あはは〜っ○○ちゃんむくんでる〜。」
部屋の顔の話で盛り上がっていた。
 人にとって寝起きは性格が現れるものだと思う。計画性のある人は早寝早起き、私のような人は遅刻寸前まで睡魔と闘うなど、その人の性格がそのまま現れる。これからは自分に合った起床時間をつくり、かつ、計画性のある人になるため、早寝早起きを心がけたい。「がっ!!もうこんな時間!」

   講評   nara

 オンラインで作文を提出すると、自動採点が楽しみだね。グラフでもわかるように、あまなつちゃんはずいぶん力をつけてきたね。今年は、充実の1年だったなぁ。そして、小学校生活もあと3ヶ月。春に作文に書いた目標を達成できるよう、日々過ごしていけるといいね。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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