国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
小学1・2年生
小学3・4年生
小学5・6年生
中学1・2・3年生
高校1・2・3年生
ひとそれぞれ いへゆ
『私』という個体意識から『我々』という地球意識への脱皮は、この地球に住むすべての人々に求められている。
たしかに、全体で連帯することは大切だという意見もある。たとえば、学校の合唱祭のときだ。歌っているのを一人一人で見ると、「この子はよく音をはずす。」とか、「あの子はいつも声が大きすぎる。」など、いろいろダメなところがある。でも、たくさんの人で歌う場合はそんなことはあまり気にしなくなる。一人一人が上手いのなら問題ないけれど、それよりも、みんなで気持ちをあわせて、楽しく歌うほうが大切だと思う。また、環境問題の場合も、一人だけがエアコンの温度を気にしたり、車を使わないようにしたりしても、あまり効果がない。このような地球全体の問題は、地球全体の人々が心がけることによって、改善するのだと思う。このように、一人一人でがんばるよりも、全体で一つになってするほうが良い場合もある。
しかし、一人一人のちがいを尊重するのも大切という意見もある。たとえば、「なんで中学生なのにこれくらいできないの。」とか「中学生だからこれで十分。」という言葉をよく聞く。しかし、このように、『中学生』という言葉で区別するのは、おかしいと思う。中学生だって、皿洗いが苦手な子は皿洗いが下手だし、いつまでもキャラクターがかいてある給食袋を使うのはいやだ。それぞれ、特技や好みは違う。だから、一人一人の個性を大切にして、いろいろな人と接していくのが大切だと思う。昔話に、『いなかのねずみと町のめずみ』というお話がある。この二匹のねずみは、お互いの住んでいる場所の違いに驚いた。このように、人にはそれぞれ好みがある。
たしかに、全体で見ることや、一人一人で見ることは大切だ。しかし、『子供は大人を小さくしたものではなく、それ独自の価値を持っている。』という言葉があるように、一人一人がそれぞれの価値を認め合うことだと思う。
講評 huzi
今年後半に入って、力を伸ばしてきたことが作品によくあらわれていますね。この調子で来年も楽しませてくださいね!
毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘
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しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。
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