低学年から学力の基礎を作る
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)
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朝に勝つぞ! ハッピーガール
「おいっ、起きろ」という兄の声が私の耳に入ってきた。私は、まだちゃんと開いていない目をこすりながら時計を見た。私は普段合唱団の練習があり、七時半には学校についている。けれど、この日起きた時間は、七時半だった。私はカンガルーのように飛び起きた。朝ごはんも食べずに家を出た。私は、獲物を捕らえようとダッシュしているライオンみたいに走った。結局、学校に着いたのは七時五十分近くになってしまった。その上、先生にも怒られてしまった。私はこの日気分がずっとすぐれなかった。
私は、朝寝坊をするといつも損をする。気分がすぐれなかったり、怒られたり。だからといって、早起きをすれば得をするのだろうか。この事を考えると、一つのことわざを思い出す。「早起きは三文の得」ということわざだ。私はこのことわざを聞くといつも思う。三文も得をするのか、と。けれど、よくよく考えてみると確かに三文得すると思った。
例えば、日曜日に朝寝坊をし、お昼ごろ起きると、午前中は丸つぶれだ。午後がんばろうとその時は思うが、実際には午後もボーとして過ごしてしまうのが現実だ。逆に朝早く起きると気分がスキッとする。また、午前中が長く感じられる。だから、やる事がいろいろできる。「やっぱり、早起きは三文の得だなぁ」と思った。
私の兄弟にも朝寝坊の人とそうでない人がいる。一番上の兄は、朝に強くきっちり時間に起きる。二番目の兄は、朝に弱く何度起こしても起きない。三番目の兄も、朝に強くきっちり時間に起きる。兄弟は似ているというが、意外と似ていないものだ。朝は、誰でも嫌いだ、と思っていた私。実はちがったのだ。
私は、休日はずっと寝ていてもいいと思う。でも、寝すぎるのもよくないと思う。休日に疲れをとる。月曜日には、朝寝坊をせずに早起きをし、スッキリ気分でいられると考えると、早起きもいいなぁと思った。
人間にとって朝というのは、一日のスタートとなる重要な時間だ。人間は生き物だ。早寝、早起きという習慣は、もとから持っているものだ。それを維持していけると早起きは三文の得が、毎日あるということだ。だから、朝寝坊をしないように気をつけなければならない。
明日も、「おいっ、起きろ」という兄の声で起きるのだろう。また、カンガルーみたいに飛び起きるのであろう。いつも朝に負けているから、明日は朝に勝つぞ!
講評 inoko
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