創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   親戚が集まるお正月   サニー

 「あ〜温か〜い」
一月四日、五日に、下呂温泉の「水明館」という旅館に祖母と、いとこ一家と一泊し、二日目に、明治村へ行った。
 下呂温泉では、いとこたちとトランプをしたり、紙風船で遊んだりした。実は、一番旅行の中で楽しかった出来事は、その遊びだった。メインの温泉はあまり「すごい!」というほどではなかったが、やはり湯は気持ちよかった。
 「さすが下呂だな」と思ったのは、川原に源泉が湧き出ていて、更にその温泉で男の人が裸で入っていたことだ。
 その帰りに、道路端で、珍しいまるでちょっとしたボールくらいの一個約五㎏もある見たことの無い程大きなデコポンを買った。更に嬉しいことに、お店の人が、夏みかんぐらいの大きさのデコポンをおまけしてくれて、得した気分だった。たぶんその人は、僕たちがたくさんデコポンを買ったからおまけしてくれたのだと思う。
 デコポンを買った後、明治村へ行った。そこには、二時半に行ったが、閉村の時間は四時で、一時間半しか楽しめないことがわかり、みんなが、
「えーうそー!」
と落胆の声を漏らした。でもせっかく来たので行くことにした。陸軍の建物の中には、まるで敷布団が体育館マットのように硬いベッドや食事などが、再現されていた。その他にも帝国ホテルの玄関や、聖ヨハネ教会や、郵便局、呉服座、銭湯など、明治時代の本物の建物が移築されていた。こんなにたくさんの明治時代の建物を全国から集めて、すごいと思った。いろいろと見た後、小泉八雲の別荘が、駄菓子屋になっているのを見つけたら、祖母がなんと一人に千円ずつ配って、
「お釣りは返してね。」
と言ったので、僕は、ここぞとばかり、千円丁度使ってしまった。明治村は広すぎて、三割も見ることが出来なかったので、また来たいと思った。
 元旦から三日間、母方と父方の両方の祖父母宅に行き、それぞれのいとこたちと遊ぶことができて、楽しかった。「便りの無いのは良い便り」という言葉があるが、やはり、お正月ぐらいは、親に顔を見せに行くことも大事だと思う。お正月は、親戚が集まるから楽しいし、親戚が集まる滅多に無い大切な機会だということがわかった。
「あ〜いい湯だった。また、みんなで行きたいなー。」

   講評   komiko

 サニーくん、明けましておめでとうございます。新学期一作目は、振替を受けずに書いてくれたのですね。旅行明けで疲れていたでしょうに、よく考えて送ってくれました。

 家族旅行で下呂温泉に行かれた楽しかった思い出を、「書き出しの工夫」から、「会話」で書き始めることができましたね。旅館でいとこさん達と楽しく遊べたことは、とてもいい思い出になりましたね。主語の後の、読点(、)が抜けないように気を付けましょうね。
 デコポンの様子を「まるでちょっとしたボールくらいの」と書いてくれましたね。その後の「約五?」となっていて単位が表れていなかったので、五十センチかしら、五キログラムかしら?と、考えてしまいました。パソコン内の既存文字を使われたのでしょうか? そうすると文字化けしてしまうこともあります。キーボード上で入力しておけば問題ないので、気をつけてくださいね。
 「まるで敷布団が体育館マットのように硬いベッド」と、「まるで〜のような」を使って、明治村の建物の内部の様子を表せましたね。いいですよ!
 「前の話・聞いた話」が抜けていました。「以前に、家族でお正月にこんな温泉にいったことがある。」とか、「お母さんに聞いてみると、お正月にこうやって過ごしていたそうだ。」といったような内容をいれるようにしましょうね。
 「わかったこと」では、「お正月は、親戚が集まるから楽しいし、親戚が集まる滅多に無い大切な機会だということがわかった。」と、「便りが無いのは良い便り」ということわざを引用しながらまとめることができましたね。いいですよ! 「書き出しの結び」では、「あ〜いい湯だった。また、みんなで行きたいなー。」と書き出しのキーワードを入れることができましたね。よくがんばりました。

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