国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   そっ啄の感想文   みのりん

そっ啄の機という言葉がある。
比喩であって、もとは、親鳥が、孵化しようとしている卵を外からつついてやる、それと卵の中から殻を破ろうとするのとが、ぴったり呼吸の合うことをいったもののようである。
学んで、時にこれを習う、そっ啄の機はいつやってくるかしれない、折にふれて立ち返ってみる必要がある、と教えているのであろうか。
 私は、今クラブ活動で卓球をやっています。ほとんどのメンバーが男子ばっかりで、女子は私一人しかいません。でも、そんなこと気にせず卓球をしています。
卓球クラブでは、四つのA.B.C.Dのグループを作って、チーム対戦方式になっています。

私は、Cチームで色々なチームの人と戦いました。この前、Aチームと対戦する時でした。一人づつ相手のチームの一人と戦います。相手の決め方は、クジなど。同じ番号が書いてあるクジを持っている人と対戦と、いうルールになっています。
Aチームと対戦する時、私は「2」と書いてあるクジを引きました。
「2番かぁ・・・。対戦相手誰だろう」と、うきうきしていました。すると、後ろから
「Cチームの2番って、誰〜?」と、いう声が聞こえました。私は、振り向いて
「はいっ。私、私」と、言うとその相手は同じクラスのゆーじでした。
ゆーじは、「ぜってぇ、負けねえ!」と、いっちょ気合いを入れてからピンポン玉をバウンドさせ、私のコートへ投げてきました。
「おっとと・・・」と、言いながら私は玉を打ち返し、サーブを決めました。
周りに居た人は「おぉー!つえぇ」と、拍手をしてくれました。ゆーじは、悔しそうにしながらまた、投げた・・・と、思ったらフォルト。
そして、次は私がサーブ。私は、相手の動きをしっかり見て、ゆーじが一瞬よそ見をした時、サーブを打ち点数を一点入れました。
こんな調子がしばらく続き、結果私が勝ちました。チームの皆は「すごかったぞ!おつかれ。」と、喜んで言ってくれました。
この事がらで、私はタイミングが大事だなぁと、感じました。あの時、よそ見の時に打たなかったら負けていたかもしれないと。
私は、もう一つ似た話を知っています。
去年の八月八日、鎌倉の由比ヶ浜で行われた「タッキー&翼 新曲発売イベント」がありました。
その時、タッキーが投げたビーチボールがちょうど私の目の前にいたスタッフさんがキャッチしてしまったのです。私は、隣の子と一瞬にらみ合いそのスタッフさんに
「そのボール下さい!」と、アピールしました。すると、スタッフさんは私の手にボールを置いてくれました。隣の子は、悔しそうに怒りが溢れた顔つきで私を睨みました。まるで、熊のように。でも、本当に嬉しくてスタッフさんに何度もおじぎをしました。
あの時、スタッフさんへのアピールができていなかったらスタッフさんは、隣の子にボールを渡していたのかもしれません。私は、本当に「タイミング」って大事だなぁと、わかった。鎌倉まで行って、タッキー&翼をあんなに真近で見れて、しかもタッキーの指紋付きビーチボールまでもらって・・・。一石二鳥だなぁとも、感じました。
今度の春ツアーでは、「タイミング」を第一にしようと、思います。
「急がば回れ」を意識して、タイミングをコンサートだけでは無く、色々な部分で大切に考えていこうと思います。

   講評   miri

 そっ啄というのを知っていましたか? ほんとうに興味深い現象ですね。「そっ啄同機」とも言うそうです。
 2つの体験実例が実にうまく生かされています。ものごとには、「ここぞ! 」という時があり、それを逃さず、チャンスをものにすることが肝要ですね。まとめもじょうずです。






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