創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一年に一度の一月一日   えてぬ

「ゴーン。ゴーン。」
「今年ももう終わりだね。」
その年は終わり、新しい年が始まる時である。除夜の鐘。いろいろな思いで新しい年を向える時である。僕の家では、十二月三十一日の十二時五十分に近くの安達太良神社という神社に初詣に、行くことになっているのである。そこは福島県である。毎年寒いところに行っているので新年早々寒い年にならないか心配であるが、毎年これを続けている。初詣では、おみくじを引きここで年の初めに早々一喜一憂する。僕は今年大吉で今年いいことが起こると思う。弟は小吉で
「あ。小吉だ。なんだぁ。大吉かと思ったのに、お兄ちゃんに負けた。」
とありもしないおみくじ対決に負けてがっかりする弟である。お母さんは吉で
「お母さんも負けたぁ。」
と言いつつも
「小吉には勝った。」
なんか僕の家はおみくじも勝敗に固執する一家である。
 お正月はひいおばあちゃんの家に行く。親戚の人が沢山いる。内弁慶の弟は、親戚の人が苦手だ。静かになる。例えば親戚の人にお年玉をもらう時の会話は
「お年玉あげるよ。」
といわれて弟は
「・・・・ありがとうございますぅ。」
お母さんに
「すいません。お年玉ありがとうございます。ちょっとちゃんとあいさつしなさいよ。あいさつもできないの。お年玉もらったのに。もう一回あいさつやり直しなさい。そのボソッとした声であいさつなんてしたらだめだよ。」
と言われて弟は
「・・・・・・・お年玉ありがとうございます。」
と言ってお母さんが
「少しも変わってないじゃないの。もらったのに失礼でしょうもう一回あいさつしなさい。」
と言われて弟は
「・・・・・・・・・・お年玉ありがとうございます。」
と言った時お母さんが
「なんですかその態度は。けんか売っているのか。もう一回・・・・」
と言いかけた時親戚の人が
「もういいですよ。」
と言ってお母さんも
「そうですね。こんな人につきあっていたら日が暮れてしまいますよ。本当にあきれたあきれた。」
といわれて弟はまるで津波で家を流された上に家族まで失ったような困り果てた表情になっていた。そしてここでおせち料理などをたべるのだ。
 前聞いた話では、お節料理には一つ一つ意味があるそうだ。だから縁起のよさそうなものばかりはいっているのであろう。ちなみに僕はおせち料理で一番すきなものは数の子である。(深い関係は無いけど)。
 大晦日には「終わりよければすべてよし」。お正月には「始めよければ終わりよし」という諺がある。やっぱり年の初めも終わりも大切なのだろう。そして重要なのでもあろう。そうでもなければ大晦日にもお正月にもあの特別な雰囲気がするのだろう。だから人間にとってお正月も大晦日も諺のように特別な日であり大切な日でもある。それにその年一年の出来を左右するのである。だかその年一番の重要な日なのである。
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」皆の声が響く。そうだ新しい年の幕開けだ。よしっ、今年も頑張ろう。

   講評   miri

 あけましておめでとう!
どんな新年のちかいを立てたかな?

今年も楽しく書いていきましょう!
               
 暮れから新年にかけての、1年に一度の特別な時間、そのときの様子がたいへんじょうずに書けました。会話に使ったせりふもたいへん生き生きと書けました。1年の最初にふさわしい、すがすがしい作文になりました。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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