国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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    テレビが普及して(感)   べっきィ

 見るほうが受け身で、すわっていれば画面のほうがこちらを適当に料理してくれます。 「今日は疲れたから、映画でも見ようか」とはいいますが、「疲れたから本でも読もうか」という人があまりいないのはそのためであり、そもそも読書法ということは成りたっても、映画・テレビ見物法ということが意味をなさないのもそのためです。すなわち、自分のわからない本はいっさい読まないということ、そうすれば、絶えず本を読みながら、どの本もよくわかることができます。
 私は本もテレビもどちらも必要な存在だと思う。どちらかとは言い切れない。本は絵がほとんどないので想像力が豊かになる。それに、読みきればがんばったような気がして嬉しいし、つまらない場面を省いたり面白いところを二度読んだりもできる。でも、少しだけ読むのに手間がかかる。テレビは、音や画像があってこちらを楽しませてくれる。それに一目で今どんな感じなのかが分かる。でも進む速さを変えることは不可能だ。どちらもいいところと悪いところがある。もちろん本が好きな人は
「テレビなんて頭悪くなるよ。」
とよく言うけれどテレビが好きな人は
「本は字ばっかりでつまらない。」
と言う。私だったら
「どちらも悪いところといいところがあって比べられない。」
と言うだろう。でも私も本やテレビを見ていると(ぜんっぜん面白くない。)と思うときがある。
 今、本を読む人は少なくなってテレビを見る人が多くなっているけれど私は本もテレビも両方好きだ。人間にとって本とは想像力を豊かにする物だ。でも今はほとんどテレビばかりだ。まるで本が元気ないようだ。でもまた本に元気を出してもらうためにたくさん読みたいなと思った。

   講評   nara

 要約を続けて読んでみて、つながりが悪いところや意味がわかりにくいところがないか、確認してみよう。例えば、「見るほうが……」というのは、テレビや映画についての説明だね。「……は」を補っておくといい。また、長文から抜き出しているため、「すなわち」というつなぎ言葉があると、かえってわかりにくくないかな? 直前の文を削ると「すなわち」と続けられなくなるね。大切な部分を長文から抜き出した後、整えるということも意識してみるといいよ。
 今期の課題の中で、一番大変なのは、キーワードよりも1200字以上という字数かもしれないね。この字数に到達するには、意見の骨組みだけでなく、肉付けをしていかなければならない。具体例を加えていくことが大切だ。べっきィちゃんには「本も読んだし、その本をもとにした映画(またはドラマ)も観た」というような経験はないかな? その経験があれば、「映像だとこういうところがわかりやすかった・文を読んでいたときには、こんな楽しみ方をした」などと、具体的な説明ができそうだ。もし、そういう経験がなければ、お父さんやお母さんに質問するというのも、いい方法だと思うよ。(ぜんっぜん面白くない。)このときのことを思い出して、説明を加えることもできそうだね。
 まとめの「(両方大切なのに)今はほとんどテレビばかりだ。まるで本が元気ないようだ」というのは、わかりやすい言葉で、重要な意見を述べてあるね。そのとおり。テレビの歴史は100年程度、それに対して、本の歴史はもっともっと長い。その本を顧みないのはもったいないね! 長文筆者の「わからない本はいっさい読まない」という提案について、べっきィちゃんはどう思うかな?

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