創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日2788 今日482 合計12624
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   ソクラテス   omori

ソ\クラテス(紀元前四七〇—\三九九年)は、おそらく哲学の歴史をつうじてもっとも謎めいた人物だろう。ソ\クラテスはたったの一行も書かなかった。どうやったら哲学の歴史をつうじてもっとも謎めいた人物にソ\クラテスは一行も書いてないのになれるのだろうか。ソ\クラテスは自分が知らないと言うたった一つの事を知っている、と言った。《構\成》
実は、ぼく知ったかぶりをして、恥をかいた事があるのである。学校の授業参観で先生が問を出したので、僕はこの科題が得意(ちゃんと分かっていたと思っていた)で、答えが分かると思ったので手を挙げました。先生が僕を指名して、ぼくが答えを言ったとたんに皆に笑われてしまいました。その日はもう、一回も手を挙げたり発言したりしませんでした。ぼくは、ソ\クラテスの正反対です。ソ\クラテスは、知ったかぶりをせずに分からなければ分からない事を素直に認め他の人に聞いたのに、僕は知ったかぶりをして分からなければ分からない事を素直に認めずに知られない様に隠して恥をかいてしまいます。笑われた時はサーカスで笑われたのでは無くて、まるでその気持ちは世界中のみんなに笑われたような気持ちでした。これでは僕は哲学者になれません。《表\現》
この長文を読んで僕はソ\クラテスにたくさんの事を習いました。その中の一つを紹介します。それは、分からなかったら知ったかぶりをせずに分からなければ分からない事を素直に認め他の人に聞かなければいけないという事です。僕は、これからはソ\クラテスの様に生きて行きたいと思いました。

   講評   hoemi

 ソクラテスのように「自分は何も知らない」ことを自覚できる人は真の理解を得られる人だろうね。多くは知ったかぶりをしたり、分かったつもりになっていて実は分かっていなかったりするのではないかと思うよ。
【三文ぬきがき】 バッチリできています。これは自分の言葉で要約をする前段階の練習なので、これからもこの調子で練習を積んでいきましょう。
【似た話】 自分としては理解したつもりになっていても実は理解できていなかったという話を書けたね。このような体験は誰にでも多かれ少なかれあると思うよ。大切なのは自分が理解できていなかったことを認め、それを理解できるまで追究していくことにあるよね。「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」と言うように、分からないことは率直に聞けるようになりたいね。
【たとえ】 みんなに笑われた恥ずかしさをたとえたんだね。笑われた恥ずかしさは先生にもよく分かるよ。でも、本当の恥ずかしさはその間違いをそのまま放置して分からないままにしておくことなんだよね。
【思ったこと】 一見簡単そうでなかなか難しい「自分の無知を自覚すること」。これができた時、きっと次へのステップがスムーズに踏み出せるのでしょうね。この長文を教訓としていかせるといいね♪
★一文としては少し長いものがあるので、句読点を打ったり、短い文にしたりと、工夫をしてみましょう。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)