創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

昨日3224 今日3295 合計58855
作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

小学1・2年生   小学3・4年生   小学5・6年生   中学1・2・3年生   高校1・2・3年生

   一年の終わりとスタート   えらし

 「ゴーン」
除夜の鐘が響き渡る。でも、僕は除夜の鐘を聞いたことがない。これは、テレビで聞いた有名な寺(名前はわすれてしまった。)の除夜の鐘である。この寺でお坊さんが松明を持ってまるで何かの儀式をやっているようだった。除夜の鐘まで聞くことに僕はあこがれているのだが、いつもそう思って寝てしまうのである。今年こそ除夜の鐘を最後まで聞きたいと思う。
 除夜の鐘とは十二月の終わり頃になるとよく聞く言葉だが、実はあまり意味が分からないので、辞書で調べてみた。
「除夜の十二時をはさんで、寺で鐘をつくこと。また、その音。百八の煩悩を除去し新年を迎える意味をこめて百八回つく。」
と、書いてあった。煩悩と言う言葉も調べてみた。これは、
「心身を悩まし、苦しめ、煩わせ、けがす精神作用。」
と、言う意味だった。僕は、
「そういう意味だったのか。除夜の鐘にはこういう意味があったのか。調べて見て良かった。」
と、思った。
 僕にとっておおみそかの楽しみと言ったら、紅白くらいだ。特におおみそかが大切だとも思っていない。でも、お年寄りの人たちは、とても大切だと思っているらしい。テレビで見たのだが、老人ホームのお年寄り人たちが老人ホームにミニチュア版の鐘を持って来てもらってならしていた。(ならしに行くのが大変だから。)お年寄りたちは、
「とてもありがたいです。」
と、いっていた。僕のおばあちゃんは、毎年いつも
「除夜の鐘を聞いてお参りしてこないと。」
と、言っておおみそかに神社にお参りにいく。僕は、「寒いのに何で行くんだろう。」
と、思った。寒い中をお参りに行くなんてよほど大切だと思っているに違いない。
 人間にとっておおみそかは一年の終わりでもあり始まりでもある、振り返る時なのであると思う。良い一年になるように願うのだ。
 「ゴーン」
除夜の鐘が響き渡る。

   講評   kan

 こんにちは、えらしくん。今月もしっかり取り組めましたね。力作ぞろいの中から清書に選んでくれたのは月に一度の作文課題。とてもよく書けていました。
 そろそろインフルエンザもはやってきましたね。うちの子どもたちもついにかかってしまいました。えらしくんも気をつけてね。
   

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

作文教室受講案内   無料体験学習   作文講師資格 
Online作文教室 言葉の森  「特定商取引に関する法律」に基づく表示」  「プライバシーポリシー」 
お電話によるお問合せは、0120-22-3987(平日9:00-19:30)