創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   不思議な世界   おそほ

 あなたは世界をわかりきったものだと思っている仲間では。しかし、この世界そのものはどうなっているうのだろうか。こんな世界はありかな。世界は宇宙空間のようにふわふわと漂っているのではないだろうか。残念なことに私達は子どものうちに、この世界に驚く能力を失ってしまうらしい。それによって、私達は大切な何かを失う。
 私は、小さい頃に不思議だと思ったことがある。今、思い返すと何故そう思ったのだろうと、思う。残念なことに、月日がたち過ぎてもう、思い出せない。せめて、覚えていることを書こうと思う。年は、幼稚園の年少の時ぐらいだった。不思議と思ったものは、雪だ。小さい私は、
「わぁ、部屋に雪が降ってる。」
と、言った。部屋に雪が降るなどありえない。小さい私は、まるで雪のようなものと、雪をかんちがいしたのだ。かんちがいしたものとは、舞っているホコリ。舞っている時に光がさしこみ、キラキラしている時はもっと雪に見えた。しかも不思議なことに、たまっているホコリは、ちゃんとホコリとわかっていた。また、思い返すと粒が雪よりものすごく小さいのに雪だと思っていた。舞っているホコリが、雪ではないことがわかったのは、幼稚園の年中の時だった。その日も小さい私は、舞っているホコリを見て、
「雪が降っている。」
と、はしゃいでいた。場所は、子ども部屋で近くにいた父にそう言ったのだ。多分、父はびっくりしただろう。そして、小さい私に
「それは、ホコリだよ。」
と、真実を言ってくれた。小さい私も、びっくりして、そして、はずかしかった。不幸中の幸いで、人前で言ったのはその時だけで、父にしかはずかしい思いをしなかった。
 母が恐いと思ったのは、大人らしい。母によると昔の大人は、問答無用・理不尽で権威があって、子どもは大人の言うことを聞くというルールがあったらしい。確かにそのとうりだ。私のおばあちゃん、つまり母の母がそうだ。私が草取り用にトレーナーを用意して寝ていたら、いきなり
「かばんにいれて持っていきなさい。」
と、言ってきたのだ。私が、
「着ていくからいいの。」
と、言ってもしつこいからかばんにいれたらやっとおさまり、私は寝た。ほかにも、母の父や先生も恐かったらしい。私ではとてもたえられない。
 人間にとって不思議とは、ドキドキ、ワクワクするものだと思う。私達の好奇心をみたすものそれが不思議だと思う。私達は、井のなかのかわず大海を知らずで世界にはもっとすごい不思議だと思う。もし、そんな不思議がなければこの世界はものすごくたいくつだと思う。しかし、大人になるにつれ、不思議が常識になり、好奇心が満たされない。大人になって、無くしてしまうもの。それは、不思議だと思う。どんな小さな不思議でもいいから不思議を無くさないことが大切だと思う。

   講評   hira

題名は内容にぴったりのものを考えられました。ことわざも自分の伝えたいことに合わせて、工夫できましたね。心を雪のように白く透明に澄まして、不思議に思う心を大切にしていきたいですね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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