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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   一流ホテルの、   えとみ

 ある日、彼もしくは彼女は、近くに座っていた若い女性がチラリと指をあげ寄ってきたボーイ「お手洗いはどちら」と聞き、「あのエレベーターの奥でございます」と言わせてから、「ありがとう」とハンドバックを持って立ち上がるのをも見る。「なるほど、そうなんだ。」
というわけだ。なぜなら、それまで彼もしくは彼女は、自ら立ってボーイに近づき、時には向こうにいるボーイに走って追いつき、「ねえ、トイレはどこ」と聞いていたからである。しかし、「おーい」と叫んだり、パチパチと手をたたいたりするわけには行かない。ロビーに入ってきた時に、あらかじめボーイに注目させておき、その一挙手一投足に意味を持たせておいて、タイミングよくチラリとやらないと、これは空を切る。
 自分らしい態度をとることは大切だ。私の友達はよくちょっとしたことですぐに怒る。だから、周りの友達からあまりよく思われていない。私も少し、ついていけないときがある。でも、それも自分らしい態度をとっていることの1つだと思う。
 しかし、その場にあった態度をとることも大切だ。例えば、周りが感動しているとする。そんな時にふざけるような人はいないし、周りが盛り上がっているときに悲しい話をする人はいない。昔話で「桃太郎」というものがある。この話は、桃から生まれた桃太郎が鬼退治に行くという話だ。この話では、桃太郎は鉢巻を巻き旗を掲げて旅に出た。昔話でも場の雰囲気に合った態度をとっている。
 確かに自分らしい態度をとることも、その場にあった態度をとることも両方大切だ。しかし、1番大切なのは態度をとる前も考え方だ。どういう態度をとれば、場に合っているかなどまず考えた方がいいと思う。『人間というものは、結果の事のよしあしを判断する。』
という名言があるように、態度をとる前に考えた方がいいと思う。

   講評   kirara

 自分らしさは大切、けれどその場にあった態度をとることも大切・・・。「今、どういう態度をとるべきか」ということを常に考えながら生活していかないといけないですね。
 <<こうせい>>AとBの両方の意見をきちんと書けました。その後に出した例も、うまく書けていますね。ちょっと困ったところもある友達だけれど、常に自分に正直だといえる、という考え方はなるほどと思わされます。第三段落の「例えば、周りが感動して・・・・」の文もととてもいいですよ。
 <<だいざい>>よく工夫しましたね! 時々、ハイキングコースなのにハイヒールを履いた女性を見かけますが、それに比べたらやっぱり桃太郎はえらい(? )
 <<ひょうげん>>主題であげる意見にふさわしい名言です。
 <<しゅだい>>行動する前に考えること。思い立ったらすぐに動き出してしまうより、失敗は少なそうですね。この「まずは考える」というところ、先週の長文とも共通していると思いませんか。長文実例としても使えそうです。

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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