創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   仲良しであるからこそ   怪盗ピエナ

叱るべきところはしっかりと叱るべきだ。それが相手のためにもなるのだ。今日、友達3人で喋っていたときのことだ。バレー部のAちゃんが
「先輩たちはアカンわ!先輩達がやる気ないくせに一年生がやる気出せるわけないやん!!」
と怒っていたら、一緒に喋っていたもう一人の空手部のBちゃんが
「…でもそんなこと言ってたらアカンやろ!Aちゃん達一年生が盛り上げていかな!!」
と言っていた。わたしも少しそう思ったが、〝仕方ないかな〟とも思ったし、いくら仲が良くてもそんなことは言えなかった。それを聞いて、Aちゃんは怒っていなかったし、少し反省していた。わたしは〝Bちゃんかっこいい〟と尊敬した。仲が良いからこそそういうことが言えるし、聞き入れることができるのだなあと思った。そして、仲がよいからこそ素直に相手の意見を聞き入れることが出来たのだなと感じた。
 そのためには、自分自身に対しても厳しく生きている必要がある。自分のためにしかってくれていたとしても、その相手が自分に優しい人だったら、腹がたってもしょうがない。ソフト部のMちゃんは本当に自分に厳しい。その子は中学生の頃から、きつい練習(長い距離を走ったり)するとすぐに過呼吸になってしまう。けれど、どんなにきつい練習でも、Mちゃんは最後までやりきる。立っているだけで精一杯というのに、頑張って最後までやりきっているMちゃんの姿を見ていると励まされる。そして、〝自分ももう少し頑張らなきゃな〟と一喝、気合が入る。そんなMちゃんの仲間でわたしは心から誇りに思う。だから、Mちゃんに注意されてもわたしは何も思わないだろう。
もっとこどもにしっかり叱る社会をつくろう。ギリシア時代の書物にも、〝今の若者はなっとらん〟ということが書いてあるそうだ。また、日本の川柳にも、〝売り家と唐様で書く三代目〟という言葉がある。豊かな社会になると、子どもが次第に甘やかされる傾向は洋の東西は問わない。 確かに、体罰復活のような極端な叱り方はかえって逆効果になることもある。しかし、年上の者は社会的な責任として、自分よりも下の世代の者をしっかり叱る必要がある。獅子は子どもを谷に突き落とすという。人間は獅子よりも立派な叱り方をしなければならない。叱ることは、相手を否定することではなく、本当は相手を肯定することだ。仲良しだからこそ、叱ることができるということをしっかり覚えておこう、そして実行していこうと思う。

   講評   mako


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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