創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   ソクラテス   子ヤギ

 哲学者は自分があまりものを知らないということを知っている。ソクラテスは本当の認識を手に入れようと心がけていためったにいない人間だった。なぜなら本当の知は自分のなかからくるもので、自分のなかから生まれた知だけが本当の理解だからだ。ソクラテスは自分は人生や世界について知らない、とはっきり自覚していた。それでソクラテスは哲学者になった。あきらめない人、知恵を手に入れようとあくことなく努める人に。
 わたしは去年の漢字検定五級に合格した。そして、今は二月の四級のテストに向けて勉強している。毎日一回練習問題をやるのだが難しい問題ばっかりだ。わかったつもりでも二十五問中九問くらいしか正解できない。漢字は反復練習が大事だ。少しの練習では覚えられない。何度も何度もくり返すことによってやっと一文字が覚えられるのだ。しかし、まちがえた漢字で覚えては大変なので、これからは字をていねいに書こうと思う。
 母は、昔恥をかいた事があるらしい。母が中学生の時、友達がかわいいくしを持っていたので、
「それどこで買ったの。」
と聞いたそうだ。そしたら、友達はそのころはやっていた「シスター」という雑誌とくしを買った「シティ」というお店とをまちがえて、
「シスター」と言ったらしい。
しかし、母は名前がこんがらがっていたので、
「ああ、シスターね。あそこかわいい物たくさん売ってるよね。」
と言ったそうだ。そしたら友達が、
「あっ。シスターじゃなくてシティだった。」
と言ったので、
「しまった。」
と思い、すごく恥ずかしかったと話していた。
 「聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥」
と言うことわざがあるように、知らないことは恥ずかしいことではないので、聞きだすことが大切だということがわかった。これからは理科の授業で実験方法を忘れて、覚えているはんいでやったり、また他の人の話がわからなくて知ったかぶりをしたりして恥をかかないように、理科の授業でも、
「先生、ここを教えて下さい。」
「ここをもう一度説明してくれませんか。」
「なぜここはこのような答になるのですか。」
などと質問をして、知らないことを理解に変えていきたい。また、他の人と話をする時でも恥ずかしがらず質問したい。

   講評   yuta

◆難しい長文でしたが、工夫してうまく要約しましたね。
◆漢字検定がんばっていますね。四級というと、中学で習う漢字ですよね。難しい字も多いでしょう。2月の試験に向けて毎日努力しているのですね。 漢字は読めると、書けるような気がしてしまうのですが、いざ書いてみると覚えていないことを思い知らされます。そのことを知っている子ヤギさんは、しっかりと学ぶ姿勢ができていますね。
◆お母さんから聞いた恥かしかった話。「シスターね。あそこかわいい物がたくさん売っているよね。」と返事をした直後に「あっ、シスターじゃなくてシティだった。」と訂正されてしまった。ありますね〜、そういうこと。あせってしどろもどろになってしまうんです^^;。 知らないと告白するのは勇気のいることですから、とっさの判断で知っているふりをしてしまうものなんですよね。
◆『聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥』一度聞きそびれると、尋ねる機会を失ってしまいます。恥かしいという思いが先に立ってしまいますが、知らないことは恥かしいことではないんですよね。
       

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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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