創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   緊張こそわが身を強くする   アトム

「パチパチ、パチパチ・・・・」(書き出しの工夫)
僕の心臓の鼓動とともに僕の手は、そろばんを高速ではじいている。そろばん級の中では最高の一級の検定試験を、僕はもう4回も受けているのだ、しかし喜びの結果は未だにない。その検定が、来週の土曜日にあるのだ。今、そのための特訓をしている。
僕はいつも、検定の練習日には、毎回合格点を取っている。しかし、本番になると、いつも試験中に緊張しまくって、一問、間違えてしまっただけで、真冬なのに、わき腹から緊張の汗が冷やされ、つうっと体を流れ落ちるのが良く分かった。そこからだんだんとリズムが崩れ、手に影響が出て、いつも合格することが無かった。それは緊張という闇が僕に取り付いているからである。(
また、僕は人前で司会をしたり、発現をする時、とても緊張して上がってしまう。特に、学校の「委員会」で、みんなの前で会議を進行していくのは、僕にとってとてもつらいことだ、意見が全く出なかったり、みんなが全くしゃべらなくなったりした時はもう、動けなくなってしまう。それほど責任が圧迫するものは大きいものだと委員会のたびに感じている。(体験実例)
父は、部下の結婚式での挨拶が緊張するらしい。自分の知らない人が周りにたくさんいて、その中で、自分がどういう目で見られているか、禁句を言っていないか、いちいち気にしながら発表するのは、とても緊張するそうだ。特に自分の部下の前では恥をかくわけにはいかず、もし間違えた時でも、
「いやー、緊張してんですよわたし、はい。」
などと、笑いをとってごまかさなければいけない。また、けっして
「あ、間違えました。すいません。」
なんて真面目な面をみせてしまうと、ほかの人からおっちょこちょいな人なんだなあと思われてしまう。しかも部下の結婚式なのにそれまで壊してしまいかけない。そういうプレッシャーが、人を緊張させるのである。(前の話聞いた話)
 人間にとって緊張するということは、緊張の漢字から分かるように、硬く張るというまさに自分を引き伸ばして硬くしっかりさせる事だと思う。それは、もちろん初めのうちはとてつもなく苦しいし嫌だと思う。しかし、何度も何度も緊張することによって、自分の心はしっかりしていき、何事も艱難汝を玉にすというようにそういう経験をつんでいないと、毎回議会で大声で話し合っている大統領や、朝礼や、職員会議など、責任ある任務を果たさなければいけない、僕が通っている学校の校長先生もだ。偉くなればなるほど人前でちゃんとした事を話さなければいけなくなっていき、その人数も増えていく。立場が高い人になるには、緊張を自分で操るぐらいにならなければならないのだ。(一般化の主題)
 「ドキッ、ドキッ。」
僕はこの作文の点数が何点なのか、低い点ではないか、こんなことでちょっとした事だけでも、緊張する僕はまだ経験が足りないのだろうか。PCを眺めながら心臓の鼓動が僕に響く。(書き出しの結び)


   講評   sarada

自分の体験を生き生きと表現しています。へぇー、アトム君緊張する方なの? 先生と話している声からは、そうは思えないんだけれど…(笑)
緊張しすぎて失敗してしまう経験は、だれにでもあるね?! 落ち着こう、落ち着こうと自分で言い聞かせているんだけれど、余計に緊張したりして…。お父さんや先生の年齢ぐらいになると、まあ、なんとかごまかせるのですが…これも年の功だね。お父さんから【聞いた話】もおもしろかったね。
結びの段落で、「緊張」 を自分なりに解釈してくれました。体を縛ってしまう「緊張」 をかえって、「わが身を強くするため」 との解釈は、とてもすてきだね! 「何事も艱難汝を玉にす」 という言葉をつかいながら、経験が多いければ、多いほど緊張感に対応していけると考えました。本当にそうだね! でも、緊張感に慣れすぎるのもかえって失敗を招くことがあります。緊張をうまく操れる大きな人間になっていきたいね! 緊張しながら作文を書くことも、アトム君を強くしているね?! (笑)

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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