創造と発表の新しい学力
総合選抜入試にも対応。探究学習を超えた、新しい創造発表学習。
AI時代には、知識の学力よりも、思考力、創造力、発表力の学力が重要になる。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   CROSS COUNTRY をしたこと   ちえのわ

 
「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ」「ハーハー、ハーハー」自分の足音と息しか聞こえない。私は1.2㌔がどれくらいか分からない。「キャーキャー、GOOD JOB!! CHISA!!」先生が見えた。1.2㌔のマラソンは終わった。
私は去年の10月ごろ『CROSS COUNTRY』というマラソンをした。私は本当はあまり走りたくなかったのだがスポーツ好きな私は学校のスポーツクラブに入りたかった。そして入るためには『CROSS COUNTRY』をしなければいけなかったのである。CROSS COUNTRY は1.2㌔の公園を10校の人達と走るのだ。私は小6女子の部で走った。小6女子の部では180人いて、そのなかで私は38位だったのでよかったと思う。CROSS COUNTRYでは、50位以下の人達が色のついた可愛いリボンがもらえ、50位以上の人達は青い平凡なリボンがもらえるのである。私は38位だったので黄色と白のファンシーなリボンがもらえた。私はCROSS COUNTRYの日が雨でいてほしかったが願いが届かなかったので晴れてしまった。雨の方が涼しいので走りやすく、私は好きなのだ。そしてその日は暑かったので最悪だった。だがCROSS COUNTRY の会場には、コンセッションというお菓子+飲み物売り場があったので冷たい飲み物とお菓子を買った。
私は去年も同じようにCROSS COUNTRYをした。私は去年小学5年だったので小学5年女子の部に入った。一昨年も私は48位でファンシーリボンをもらった。一昨年は友達と先生から勧められたので走ってみたらおもしろかったので去年も走ったのである。
私達家族はあまり朝のジョギング等しない方だ。どちらかというと、インドア派だと思う。だが、何故か私1人家族の中で走るのが早いのだ。私の父に、パパは昔走るのが速かったの??と聞いたら中学一年から急に走る順位が1位か2位になったと言ったので少し驚いた。私は父の遺伝を継いでるのだろうか。私は日本にいる時は走るのが遅い方だったが、カナダでは速い方だったのできっと日本の子達がカナダで走るとかなり速い方だと思う。
 父に対して、私の母はかなり走るのが遅かったそうだ。見た目はスラッとしていたので、みんな何故母がこんなに足が遅いのか疑問に思ったそうだ。母が小学生の頃は、毎年2月にマラソン大会があって、長距離を走らされたそうだ。マラソンに関しては嫌な思い出しかないらしい。カナダで楽しんで走ることのできる私はすごく幸せだと思う。なんでもそうだが、マラソンも日本とちがって、競い合うことよりも楽しむこと、Have Funの精神なのである。
 私はCROSS COUNTRYで走って初めて走る楽しさが分かった。前までは誉められないまま走っていたのだが誉められると良い気分になり、もっと努力がしたくなるのである。私は他にも一緒に走ってくれる友達がいたら1人でいるより楽しく走れることが分かった。私は去年1人で走っていたが今年は友達のアマリスと走ったらもっと気持ち良く走れた。私は来年もCROSS COUNTRYをしたい。
 


   講評   hutu

<書き出しの結び> 書き出しに工夫することができているのですから、それを作文の結びにいかすことができるといいですね。
(例) 私は来年も自然を感じながら、自分の息を耳もとで聞くような集中した時間をもてるCROSS COUNTRYをしたい。
<前の話> 過去2回走ったクロスカントリーのことを文末に少し変化を持たせながらていねいに説明することができました。とても大規模なマラソン(?) 大会ですね。必死さよりも楽しさが伝わってくるのは、ちえのわさんが走ることが好きだからでしょうか。

<聞いた話> お父さんとお母さんに話を聞いて書くことができました。走るのが早いお父さんと見た目に反して走るのが苦手なお母さん。長距離が苦手なだけでもなかったのかな? ちなみに先生も身長はありましたが、短距離はからっきしダメでした。長距離になると人並みだったのですが。 
<たとえ> 作文の中にたとえを入れるよう心掛けましょう。
(例)そしてその日は暑かったので最悪だった。
→ その日は暑かったので最悪だった。走っているとまるで砂漠を旅しているような気分になる。
<わかったこと> 私はCROSS COUNTRYで走って初めて走る楽しさが分かった。前までは誉められないまま走っていたのだが誉められると良い気分になり、もっと努力がしたくなるのである。
走り終えたときに、「走ったこと」それ自体をほめられるという経験は、日本では難しいことです。悲しいことですが、言葉では「楽しむことが大切」と言っても「結果が全て」という精神的土壌があるのでしょう。ちえのわさんが経験から得た「褒められる効果」を大切に。自分以外の人にも実践できるといいですね。わかったこと、そこから得た教訓を自分の言葉でしっかりまとめることができました。

カナダで楽しんで走ることのできる私はすごく幸せだと思う。なんでもそうだが、マラソンも日本とちがって、競い合うことよりも楽しむこと、Have Funの精神なのである。
その精神的環境が得られそうで得られないとてもすてきな環境だと思います。「楽しむこと」って自分次第なようで、難しいのよね。

★ 「 」は改行して書きましょう。
(例)「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ」「ハーハー、ハーハー」自分の足音と息しか聞こえない。
→ 「ザッ、ザッ、ザッ、ザッ」「ハーハー、ハーハー」
自分の足音と息しか聞こえない。
★ パパは昔走るのが速かったの?? ← 「 」をつけましょう。
★ 私は父の遺伝を継いでるのだろうか。 ← 遺伝子 のほうがいいですね。

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