国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   愛情をもらった母や父に感謝   ブーちゃん

本質的な問題に、どんな点から気付くのか、そういうものが、どんな状況から出てくるかというと、それも、その人の素質によるものだ。これらはいろいろな要因が考えられる。小さいときからの物の考え方、家庭内での躾、いろんな要素が複雑に入り組んでいるわけである。子供の頃のある時期から、仲間内でも、むちゃくちゃやっていると、みんなから嫌われることも悟る。小さい家庭生活や、子供社会の体験から、本能的なわがままな感情と、一方では、経験的にどうすればいいかという、理性というものが、小さいときから生まれてくる。家庭の躾のようなものからでも、その端緒が生まれてくるのではないか。子供が本能や感情で動くときに、早くから、親がきちんと、教育面で、子供の時間というものを躾として教えるわけだ。最初はわめこうが叫ぼうが、許してもらえない。こうして、我慢することや、自分の立場を自覚する。キチンと父親が善悪や礼儀を教えていた。愛情を持ちながら、厳しく躾をしたものだ。盲目的に可愛がらない、猫っ可愛がりをしない、そういう分別というものを、精神的につけていく家風がある。本当の愛情は何なのかとスキンシップで親の会話や感性が生まれるようにしなければならない。そういうところの形式が変わっているのに、本当の愛情に気がつかないのではないかと思う。子供を成長させるには愛情を持ちながらも、厳しくし、良い大人に育てあげることが大切だ。
 第一の理由として、親には子供を育ててあげる義務があるからだ。子供は一人だけで生きることはできない。洗濯や食事や習い事など、色々なことをやってもらっている。親に育ててもらい、愛情も一杯もらいながらも、厳しく良い大人になるための色々な知恵を教えてもらわなくてはいけない。私も、母や父から色々な事を教えてもらっている。怒られる時もある。怒られても、母や父を嫌いになる事はない。母や父が私のためを思って厳しく怒り躾ていてくれていることをわかっているからだ。母とけんかすることもある。そのときは私も言い返してしまう。けれど、私のことを思って言ってくれていたのだと今は思っている。
第二の理由として、愛情だけで、子供を育ててはいけないからだ。愛情だけでは良い大人に育てることは出来ない。甘やかしてはいけないのだ。生きていく中で色々な厳しい事でもたえていかなくていけない。たえる事が出来るようになるためには、子供のうちから、厳しくきちんとした躾をしていかなくてはいけないのだと思う。「乳幼児の就寝時刻」というデータを見ると、全国の4歳未満の乳幼児の約4割が午後10時以降に眠るという夜型と書いてあった。乳幼児にしては寝るのが遅いと思う。私達とあまり変わらないぐらいだと思う。きっと親が寝かせないと甘やかしているのではないだろうか。親が甘やかしていると、良い大人になれないと思う。
 確かに、子供を厳しく育てると、可愛そうだと思う親もいるかもしれない。しかし甘やかしていたら子供のためにも良くない。生きていく中で耐えられなくなるかもしれない。親が子供を大切に思い厳しく育てているという事が子供もわかれば、どんどんと次の世代にまで伝わっていくと思う。「何事もしない者だけが失敗もしない。」という名言のように挑戦しない人は、何もわからないのだ。親も、子供のことをどう育てれば良い大人似られるのかを考え、挑戦してほしい。子供は、育ててくれた親に感謝しなくてはいけない。「いつも、ありがとう。」というのが親に言えたらいい。私は、育ててくれている母や父に心から感謝している。これからは、親孝行もしていきたい。

   講評   kako

 こんにちは、ブーちゃん。
★主題:是非の主題も反対意見の理解も書けていますね。子供を育てるには愛情が必要ですね。時には厳しく言うことがかわいそうだと思ってしまうこともあるかもしれませんが、だからと言って甘やかすということとは違うのです。
★構成:子供を持つということは、子供を育てる義務があるということです。親は我が子に対して全責任を持って育てる義務があります。その子を社会に送り出すことができるように、一人前の人間として生きていかれるように、親は子供を育てなければなりません。「心を鬼にして」と言いますが、時には厳しく叱ることもあります。それは、子供のことを思ってあえてすることです。だからといって常に厳しくしていればよいということでもないでしょう。時には子供が甘えることを許してあげることも必要です。しかし、甘やかしてばかりはよくないですね。時には甘く、時には厳しく、その度合いが難しいのです。
★題材:就寝時刻のデータは面白いですね。確かに、夜型の子供が多くなってきているようです。なぜ、夜型になってしまっているのだと思いますか。どんなふうに親が甘やかしているのだと思いますか。寝かせない→甘やかしている→なぜ? のように考えてみるといいでしょう。
★表現:名言を引用して、まとめられています。ブーちゃんも、いつか母親になる時が来るかもしれません。もし、自分が親になったらどうありたいのか、子供に対してどのように接していこうと思うのかということも考えてみるとよいですね。感想文全体を通して、ブーちゃんはご両親に対して感謝の気持ちを持っているということがよくわかりました。とても良いことだと思います。その気持ちをずっと持ち続けてくださいね。


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 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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