国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく
国語読解力は、あらゆる学力の基礎。問題集読書の復読と、読解検定の自主解説で確実に力がつく。

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作文教室の丘から 小学生、中学生、高校生の作文 (編集)

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   自らの生き方、社会の生き方   PINPA

大相撲を初めて見に行ったとき、ビックリしたことがある。なぜなら、これには緊迫感が無いからである。演ずるものと見るもの、つまり演じられている舞台とそれを干渉する観客とを空間的に分離すること、そういう制度になれてしまうと大相撲とか歌舞伎とかの楽しみに方にはじめは戸惑ってしまうのだ。また、隔たりにはもうひとつ意味がある。それは他者との隔たりである。見るものと見られるものを隔離するだけではなく、周りにいる他の人間たちからも隔離するのである。
クラシックはクラシックでも大人はもちろん子ども達まで皆楽しめるコンサートライブがある。それは佐渡裕氏のコンサートライブである。このコンサートライヴはアンコール曲「星条旗よ永遠なれ」という曲を会場に来ている観客の中の人が様々な楽器で演奏する。初めは数人だった会場からの参加者、今では200人近い人が会場から参加をしている。このコンサートの形式は人が自らの力で他の力と協力し完成させるまさに、真の芸術なのかもしれない。私はこのように己の自らの方法で積極的に道を開いていく、そんな生き方がしたい。
その第一の方法として初めの一歩、新しいことに挑戦することである。人にはそれぞれ得意な分野と苦手な分野というのが必ずある。その中で自分らしい生き方をするには、自分に合った分野での自分らしいやり方である。その数ある、たくさんの中から自分のやり方を見つけるのは難しい。だからこそ私たちは欲を持ちあらゆることに挑戦する必要がある。
最近地域の中学校で行われている「トライアルウィーク」。これにより中学生は今まで客観的に見ていた地域の仕事を体験し、社会を学ぶ。このように今までやったことのない新しい経験をつむことは自分発見の良い機会である。
第二の方法としては自らで進むには他人の意見にも耳を傾けることだ。自分の道を行くのになぜ人の意見?と思うかもしれないが、自分の道を行くにあたって間違った方向へ進むのを防ぐためにも自分の意見を客観的に見る必要性があるのだ。
大岡越前の神でも有名な大岡忠相。彼は享保の改革では目安箱という箱を作り、民にも意見を書かせその箱に入れさせ、政治の意見として取り入れた民主主義を進めた男である。
彼のように自らは公事方御定書きという法を出し、みんなの意見を取りいれる。より最上のものを作っていくことは大切である。
確かに自分で考えるのは面倒である。だから人の意見に乗っかり生きていくのは楽である。しかし「家の批評が出来るのは、建築家ではなくそこに住む人である。」という名言があるように自らのことは他人に束縛されるのではなく、はっきりとした自分の意見を持つことが重要で勝つ必要なことなのである。
コンサートだけではなく、一人一人の人間の生き方が自らの足で立ち、他人と手を取り合い、皆で作りあげる、そんな生き方、そして社会が必要なのではないか。私はそのひとりとなりたい。

   講評   hota

 1月の清書にも入選しましたね。おめでとう! よく書けていたと思ったんです。これで、清書がコンクール形式になってから、3ヵ月連続の入選です。すごいなあ。
 
 今回も、85点。またまた、自己記録を更新しましたね。こちらもすごいです。ぜひ、「栄光の90点」をめざしてみてください。(笑)君ならできる。

 今回の要約はOKです。導入の、佐渡氏のコンサートの話もいいね。私は知りませんでした。いいなあ、参加してみたいです。

 複数の方法もいいね。できれば、「体験実例」の方には、いい例が挙がっているので、「私も『トライアルウィーク』には……の経験をし、ふだんは分からない……を知ることができて、大変勉強になった。」などと具体的な「体験実例」を一言、ほしいね。
 「伝記実例」の方は、いい例を探せました。

 相変わらず、結びの段落、特に最後の1〜2文はうまいね。上手に全体をまとめられています。

毎月の学年別「森リン大賞」作品集森リンの丘 
 自動採点ソフト「森リン」で上位になった作文を掲載しています。
 しかし、子供たちの実力はそれぞれ個性的です。上手に書けている子の作文を見せて、自分の子供の作文と比較しないようにお願いします。

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